273系 特急やくも / はじめまして~♪
去4月6日にデビューした、273系電車 新型やくも号です。
特急やくも はかつて岡山~出雲市・益田を結ぶディーゼル特急でしたが、1982(昭和57)年に伯備線が電化された際に、現在の381系電車が投入されました。
特急やくもが電車化される際には、岡山~益田間の運転は廃止となり、全ての列島が岡山~出雲市間へ統一されました。
かつては特急やくもが浜田や益田を結んでいた時代に思いを馳せると、そこには古き良き時代への懐古となりますが、特急まつかぜや特急いそかぜの廃止を鑑みると、やはりその時代まで人口減少問題は遡ることでもあります。
出雲市は出雲大社を擁している、日本神話の聖地であり山陰随一の観光地の1つではありますが、出雲市の人口を考えるといつまで特急やくもが必要とされるかは不透明です。
が、出雲市は陸上自衛隊の駐屯地もあり、対中国・対北朝鮮・対ロシアの国防の要衝の1つでもあります。
島根県内随一の産業集積地であると言うものの、実際にはこれといった産業も工業も無い人口約17万3000人の地方小都市ですが、これは2005年に近隣2市4町が合併し、2011年に斐川町が合併して増えた人口。
出雲縁結び空港をはじめ、環日本海交流の交通拠点機能を備えている分、侵略を受けるとしたら出雲市~益田市の海岸線から上陸される可能性は高いと言われています。
陸上拠点を築くと平行に海軍力で博多と敦賀が攻撃され、ある程度進んだところで空爆••••••••と言ったことが、空想やコミックの世界ではなく現実の危機な地域です。
現実問題として韓国に侵略されて不法占領されている島根県の竹島ですが、ここは侵略される際には弱点となりうるポイント。
と、この先も続き歯止めが効かない人口減少問題で、侵略対策には防衛省も手をこまねいている訳でもなく、対処作戦はいろいろ備えてはいるでしょうけれど、地方都市の過疎化は国体としての弱体化を伴います。
出雲は神話のふるさとと呼ばれ、記紀に記された出雲大 社をはじめ、日本遺産や日本ジオパークに認定さ れた歴史・文化遺産、豊かな自然が調和しながら息づいている場所。
全国と言うことばを表す古い熟語に″都鄙(とひ)″と言うのがあります。
都はみやこですが賑やかで栄えた地域と言う意味もあり、鄙はひなびた閑散地域と言う意味です。
栄えた地域とひなびた地域を熟語にして、日本全国を現した古い表記ですが、人口格差は行政格差となり、文化格差そして教育格差へと繋がるので、あまり都鄙が過ぎるのも考え物です。
格差はそのまま国力です。
特急やくもが誕生した時代、そして伯備線が電化されて381系が走り抜けた時代と、273系 新型やくもがデビューした今、そして未来。
それは間違いなくこれまでの日本とは違う時代となるのですけれど、首都圏・関西圏そして出雲市を結ぶその意義は失われること無く、末永く活躍してくれることを心から祈ります。
初代やくもは準急列車のキハ25系、そして東海道新幹線接続時代のキハ82系、山陽新幹線接続列車となった伯備線初代やくものキハ181系、伯備線電化で誕生した381系。
ネームドトレイン やくもとして五代目、伯備線やくもとして三代目となる273系に、初めてお会いできたので今の日本を象徴するような重い話題となってしまいましたが、私なりの熱いエールです。
新幹線の車窓から遠目に見かけたことはあるのですが、間近でちゃんと見たのはこれが初めて。
年齢的に六代目の形式を見ることは無い可能性は高いのですが、273系がその責務を全うし次の世代へ繋がって行くよう、信じたいです。
と言うことで、最近よくある未来のニッポンの現状から重い話題ではありましたが、タイトルの通り「はじめまして」の記事としてお送りしました。
日本が抱える重篤な問題を、一番理解していないのは政府与党そして野党の国会議員ではないか?と感じる日々のニュース。
もっと真面目に真剣に仕事をしてもらわないと、JRが抱える矛盾と闇も35年前の政治であることは紛れもない事実だし••••••••未来は暗い日本なのは「仕方ない」と言っていて良いのでしょうかね。