今まで車窓から眺めるだけだった飛鳥山に行った。
王子駅で降りるのは、たぶん初めてだと思う。
石段を登り公園に出ると、好天の土曜日ということもあって家族連れでにぎわっていた。
噴水の周りでは裸の子どもがはしゃいでいる。
木陰にはシートでくつろぐ姿も目立つ。
その賑わいから少し離れた所に、青淵(せいえん)文庫があった。
渋沢栄一の書庫で、国の重要文化財に指定されている。
そしてその奥には晩香廬(ばんこうろ)。
渋沢栄一の洋風茶室だったらしい。
こちらも国の重文に指定されている。
公園を出て都電が走る本郷通りを旧古河庭園に向かう。
遠くに見えるのは、池袋のサンシャインか?
しばらく歩くと平塚神社の鳥居があった。
かなり長い参道で、駐車場が続き、山車の倉庫らしい建物が立ち並ぶ。
社殿の前は団体でにぎわっていた。
こじんまりした社殿で、団体客が立ち寄るのには違和感があったが、どうやら観光ボランティアに案内された一行だったらしい。
団体の立ち去った後、狛犬が目に入った。
確かにこの狛犬は独特のものだ。
思わずカメラを向けた。