毎年運行されている「花たびそうや号」が今年も5月11日から始まるという。
コロナの流行したときは運行中止となり、必死に取った切符が無駄になった。
翌年ようやく取って行ったことを思い出す。
そのときは3両編成だった。
山明、紫水が両脇で真ん中に流氷の恵み(1720)の編成であった。
1号車と3号車は指定席で2号車はフリースペース車両であった。
ボックス席以外が指定であったのかは記憶にない。
通路側進行方向逆向きだと座る気がしない。
せっかく指定が取れても後ろ向き通路側であった。
往復フリースペース車両であったのを思い出す。
一応自分の席に行き、窓側の方にここには来ないことを伝えた。
今年は停車駅を絞り、往路は名寄や音威子府にも停車しない。
車両もキハ54を2両を挟んで4両編成である。
乗客数を増やしている。
キハ54の欠点に窓と椅子の組み合わせがよくない座席がある。
だがこれもフリースペースで解消できる。
必ず満席になる列車だし、途中駅の地元の特産販売にもそこそこ乗客数が必要なのだろう。
キハ40は人気車両なので、商売には使える車両である。
自分自身一度往復したので、今年はいいかなという思いだ。
えきねっとで調べたら、すべて満席になっている。
宗谷線は観光路線としてまだまだ行けると思っている。
そういえば2年前に「花たびそうや号」に乗車したとき、車内で「三浦綾子文学で味わう宗谷の旅」という冊子が配られた。
車内で配布された冊子
三浦綾子記念館が旭川にあり、2回ほど行ったことがある。
車内で三浦綾子の紹介があり、冊子には5作品が収録されていた。
この冊子は往復の間にすべて読もうと決めて、一冊を読み終えた。
知らない作品もあり、三浦綾子氏の意外な一面を知ることができた。
全く関係ないが、この冊子を見ると、また読み出してしまう。
花たびそうや号での思わぬ経験であった。