駆け込みで間に合う? 3600形3688Fの検査期限と3200形の導入時期レースの行方は!?


こんにちは!
今年の各社の設備投資計画、遅いですね~。本来ならば小田急東武は既に設備投資計画が発表されているはずですが、結局関東大手私鉄で発表されているのは相鉄だけです。果たしていつ発表なのか、待ち遠しい所です。そんな中ですが、今年は京成電鉄の設備投資計画も要注目です。京成電鉄は今年から3200形の導入を予定していますが、この導入数や編成の両数などが気になる所です。そもそも3200形はデザイン案さえ発表されておらず、果たして今年度中に間に合うのか、微妙な気がしますが、その辺りの事情も気になる所ですね。結局の所、東武野田線新型車両の80000系もりんかい線の新型車両の71‐000形も、東急大井町線の新型車両も導入が遅れ気味になっていることから、京成3200形も遅れてもおかしくはないのかな…とは思いますが、どうなのでしょう。こういった点を含めて、設備投資計画の動向は注目かと思います。

そんな中、京成電鉄では今後が気になる編成が存在します。その編成というのが京成3600形3688Fです。京成電鉄には3600形が2編成残っており、1編成は4両編成でGTO-VVVFに換装された、3668F通称ターボ君。そしてもう一編成がチョッパ制御を搭載し、リバイバルカラーを纏っている6両編成の3688Fです。このうちの3688Fは検査期限が今年の夏に迫っています。
そもそも3688Fは昨年3月の京成電鉄デジタル無線化までに廃車に出来る見込みではありました。新型車両の総数と置き換え対象を計算すると廃車は可能だったです。しかし、脱線事故による車両不足などが重なり、3688Fはデジタル無線を搭載し、2023年度も現役続行。2024年度も引き続き活躍を続けています。同じく脱線事故絡みで残ったと見られる3448Fと共に、京成電鉄の「レア枠」として、活躍を続けています。そんな3688Fの検査期限が今年の夏に迫っています。新型車両の導入見込みもないならば、そのまま検査を通すのでしょうが、京成は3200形の導入が迫っているわけです。3200形を夏までに営業運転に導入出来れば、京成では3600形では1編成のみになってしまったチョッパ制御の3688Fに検査を通す必要が無くなります。そのため、仮にも3200形が夏までに営業運転を開始できるならば、3688Fの廃車の可能性は高くなります。
一方で間に合わないならば3688Fは検査を通す可能性が出てくるでしょう。ただし、1~2か月ほどのブランクならば、その間は予備減で乗り切り、3200形のデビューを待つかもしれません。また3688Fは比較的予備に余裕があった、脱線事故発生前までは運用に就く機会も少ない時期もあり、その時期に休車措置をかけていたならば、多少の検査期限延長がかかっている可能性もあります。このような3688Fの状況と、3200形の営業運転可能時期のどちらが先に来るかの、レースになっているような状況でしょうね。果たしてどうなるのかは気になる所です。
個人的には3688Fは意外と検査に通るのではないかな?とは思っています。3200形にプレスリリースが遅く、落成も遅くなるのではないか?という疑念からこのように思っています。3100形は4月にプレス発表→7月落成→10月デビューという流れでした。3200形のプレスは今出たとしても、各種試運転などを行えば、おそらく秋ごろのデビューにはなるのではないか?とは思いますが、どうでしょうね。3688Fの期限が先か、3200形のデビューが先か、このレースの行方は注目です。
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