185系、既にもう何度も乗ったはずの車両で、もう乗らなくていいなんて思っていましたが、MT54の誘惑には勝てません。
というわけで4月、185系で運転された特急「185(イッパーゴ)」に乗車してきました。

横浜駅から乗車したのですが、人が多すぎて写真は撮れず…

今回やってきたのは185系C1編成。200番台の登場時塗装になってからは初めての乗車です。
詳しい方はご存じかと思いますが、C1編成は0番台。暖地向けでスノープロウは無く、タイフォンカバーもこの塗装になったときに初めて寒地向けに換装された、いわば「再現」。

しかし、この塗装と、車内放送のオルゴールも電子音ではなく本物のオルゴールの鉄道唱歌で、旅の雰囲気は抜群です。現役鉄道車両でオルゴール鉄道唱歌を搭載しているのはもうこの編成だけ。いつでもどこでも聞けた音色がいつの間にか貴重な存在になっていました。

車内の雰囲気も抜群。このつまみが付いた窓枠が懐かしいです。この窓枠から見る海も、あと何度も見れないんだろうなと思うと本当に寂しいものです。この日は曇っていましたが、次は晴れている日に乗ってみたいですね。

この列車、なんと横浜から伊東まで、ノンストップ。途中伊東線に入った後は単線区間での交換のため何度か停車するものの、ドアは伊東まで一切開くことはありませんでした。

伊東駅に着いた後は折り返し準備。前に乗ったときは入換をしていたのですがこの日はホーム留置のようです。
滞在時間は一時間半ほど。伊東で観光したい派なのでこの時間は非常に短く残念です。

その短い時間の中でおいしいご飯はどこで食べられるか…探しに探し回りました。しかし平日、しかも水曜日。
定休日のお店がすごく多くて大変でした。
そんななか、「うずわめし」と書かれた、何やら食べたことのない地元料理みたいなのを提供してくれそうなお店を見つけたのでここで食べることに。

写真は撮り忘れましたが、うずわめしを食べました。うずわとはソウダガツオのこと。鮮度が落ちるのが早く、地元の方しか食べることができなかったものらしいです。
漁師が食べたものをそのままメニュー化しており、定食自体もごはんとうずわのたたきのみでシンプル。
まずはうずわに青唐辛子を乗せて醤油をかけて食べると、身の味と相まってピリ辛ですごくおいしい!さらにこれをご飯に載せて食べるとよく合う!


皆さんにもぜひ一度食べてもらいたい味です。最後にお茶漬けにして食べるのまで、すごくおいしかったです。
夢中で食べてしまいました。写真を撮っておくべきでした。

 

通販もやっています。もちろん現地で鮮度のいいものを食べてほしいのですが、ご家庭でも味わえますので是非買ってご賞味いただけると嬉しいです。本当においしかった、お酒ともよく合うので普通にたたきで食べるのも、ご飯と合わせて定食風に食べるのもおすすめです。

30分ほど余ったので駅前のコーヒー屋でコーヒーを飲みました。飲んだ後で少し眠かったので眠気覚まし。お酒とコーヒー、非常に体には悪そうですが、そんなのは関係ない。飲みたいときに好きなものを飲みます。

お店の外にまでコーヒーのにおいが漂っていたらそりゃ誰だって飲みたくなりますよね。
雰囲気もよく、メニューもいろいろあったのでほんの30分程度時間があれば寄れると思いますから、もし伊豆急の電車に乗るとか、特急185目当てでも構いません、ぜひ飲んでいただきたいところです。

最後に反対ホームから185系を撮ったあと、乗車しました。

前照灯を付けてかっこいいですね。雨なのでヘッドライトが強調されます。

お酒飲んだのでホワホワしており、さらに列車の揺れで酔いが回って爆睡。185系のムーンライトでは今までほとんど寝ることができなかったのに不思議なものです。

あっという間に横浜駅に到着、日帰りの小さな旅は終わりを迎えました。