みなさんこんにちは。前回からの続きです。

3月16日の「北陸新幹線 敦賀〜金沢間開業」と入れ替わり、長年親しまれた在来線特急が姿を消した、敦賀から先の「北陸本線」。

全国的にも稀少な「特急街道」を最後に味わいたいと、大阪発「特急サンダーバード」に乗り、昨年11月に石川・金沢周辺をさまざま日帰り乗り鉄した際の道中記をお送りしています。


「金沢駅」に戻って来ました。
新幹線の敦賀開業から、早くも2ヶ月近くが経った現在ですが、旅した頃は金沢止まり。

しかしながら、あちこちでその開業ムードを感じた駅構内でした。あと136日だという日。


時刻は5時半前。後は帰阪するだけになりました。サンダーバードに乗るまで1時間あまり。


お、ご当地出身の三力士だったのですね。


忘れそうになっていたのですが、こちらのおみやげ処でいろいろと買い込みます。

お菓子類もさることながら、地酒の種類のなんと多いことかと驚きます。加賀も能登も酒どころです。


列車に乗り込む前にぜひに見ておきたかったのが、駅の「兼六園口(東口)」につながる
「もてなしドーム」と「鼓門」のライトアップです。


鼓門。「北陸新幹線 長野〜金沢開業」(2015年3月)を期してつくられた、金沢を代表する名所だということは、言わずもがな。

能楽の鼓をイメージしたものですが、日替わりで色を替えて、これがライトアップされます。


はじまりました。この日は「古代紫」。





しかし、これは見ごたえがありますね。
建築物としてもですが、ライトアップされるとより美しくなるものだとは。しばし見とれてしまいます。



さて、これで心置きなく?「サンダーバード」に乗ることが出来ます。
思えば、あっという間の一日でした。


高岡・富山方面は、平日夕方ラッシュ時に運行される座席指定「あいの風ライナー」が先発。「IRいしかわ鉄道」から「あいの風とやま鉄道」に乗り入れて、新潟県境に近い「泊駅(富山県下新川郡朝日町)」まで行くもの。

泊で乗り換えると「えちごトキめき鉄道」で糸魚川や直江津方面に到達出来ます。
いずれも新幹線金沢開業で「JR北陸本線」から第三セクターに転換された鉄道会社です。


「七尾線」では「特急 能登かがり火7号」。
能登半島への重要なアクセス列車として、新幹線の敦賀開業後も残るものです。


そして「北陸本線」。3月からは「IRいしかわ鉄道」へと転換されることが決まっていました。

「JR西日本の路線として」では、この帰阪の途が最後になるやも知れません。


しかし、サンダーバードを英記した「THUNDERBIRD」はやはりカッコイイもの。
行きしなにも触れたのですが、日本の列車としては他にないような斬新過ぎる列車名称です。

それも限られた数だけでなく、終日にわたって多数の列車が関西と北陸という、都市間を結ぶ重要な役割を果たす大動脈の看板列車。


関西からにしても、北陸からにしても、馴染み深い列車なのだなと、あらためて感じます。

次回に続きます。
今日はこんなところです。