5時28分に静岡駅を発車した岐阜行き普通列車は、東海道を一路西へと進んでいきます。各駅停車縛りを自らに課した今回の旅、覚悟を決めて乗り込んだわけですが、不覚にもいつの間にか寝落ち・・・ 気づくと袋井駅あたりを走行中で、車窓に目を凝らすとどうやら雨もポツポツ降り始めているようです。

 

今後の展開が思いやられる空模様ですが、睡魔には勝てず再び爆睡。周囲が騒がしくなり目を覚ますと、列車はすでに豊橋駅の手前に差し掛かるところでした。

 

その豊橋駅では、ほとんどすべての乗客が降りていき、車内は一気にガラガラに。代わりに乗り込んできたのも数名で、彼らはおそらく快速が停まらない駅までの利用者でしょう。私のような、岐阜まで行くもの好きなんて絶対いませんよねw 我ながら、ホントにアホらしくも思います。

 

豊橋駅では7分も停車し、7時24分に発車。・・・と思ったら2駅先の愛知御津駅でも、退避のため4分停車するとのアナウンスが入ります。その後も蒲郡駅岡崎駅でも退避待ちをし、その度に数分のタイムロスが発生。わかっていたことではあるものの、正直ちょっとウンザリしてきてしまいますね。他にもいくつかの駅で退避があったと記憶していますが、多すぎて忘れました。

 

その後も各駅に丹念に停車していき、名古屋駅には9時21分の到着。ここまでで約4時間。新幹線ひかりであれば1時間もかからないところを、その4倍の時間をかけ、ようやく辿り着いた形になります。ただ車内で睡眠をたっぷり取ったおかげで頭もスッキリ! 体力も万全で、これから待つであろう駅間徒歩にもしっかり耐えられそうです。

 

名古屋駅ではガラガラになるかと思われましたが、意外にも多くの乗車があり、ほぼ満席をキープしたまま発車。この区間は名鉄が並行して走っていますが、これを見るだけでもやはりJRが優勢というのは間違いなさそうです。なにせ名鉄の特急と、JRの普通列車の停車駅が1つしか変わらないほどですから。運賃もJRの方が安く、これでは私でもJRを選んじゃいますよ。

 

そして静岡駅を発車して4時間21分、終点の岐阜駅には定刻の9時49分に到着しました。当たり前のことかもしれませんが、あれだけ走って定時運行とはさすがです。

 

 

 

長旅お疲れさまです。そしてここまで連れてきていただき、ありがとうございました!

 

折り返しは、豊橋行き普通になるみたいですね。

 

岐阜駅では1時間ほど時間があるので、カフェでモーニングといきましょう。さすが県都の玄関駅。この時間でも構内には営業している店はいくつかあり、その中の1つでゆったりとくつろぐことにします。\600は決して安くはないですが、落ち着いた空間とコーヒーと軽食。これで十分ですね。需要は旺盛のようで、私以外にもおっさんがたくさんくつろいでいました。

 

 

発車時間が近づいたので、信長様に挨拶をしホームへ。

 

10時45分発の多治見行きに乗り、まずは太多線全駅下車1駅めとなる下切駅を目指すことにします。