特急車の座席は、ズラリと並ぶ白い枕カバーが一つの”それらしさ”だと思っています。
その再現をどうするか?皆さん苦労されているようで…。私もどう再現するか?
考えながらもずっと放置していました。
薄いシールで再現しても、なん十個どころか何百個を同じサイズで切り抜く。同じ位置に貼り付ける。
苦労して貼り付けても、そのうち剥がれてきて…
3D出力でやるにも枕カバーを上から貼り付けると、厚みが気になりますし、かと言って既存の座席を削って取り付けるのも難易度が高く手間。
なんて考えた結果、結局枕カバーを別パーツ化して、座席ごとモデリングしてしまいました。
モデリングするに当たり、最低条件は枕カバーの別パーツ化。
これをやらねば意味がありません。
…問題はそこから先、どこまでやるか。できるか。を考えました。
細分化しても出力できなければ意味がありませんし、出力できても面倒で手が動かなければ意味がありません。
そして、できるだけ簡素化した上で、その手間をかけた分、その違いが分かるようにしたいものです。
何より完成させて楽しむことが目的ですから、途中で投げ出すような物ではダメだと思っています。
で、出力しました。
当初はトミックスの床板に合わせて並べましたが、これだと背面テーブルの取付が大変でした…。
それに加え、場所によっては向きを変えたりして遊びたいので、最終的には単品としました。
それぞれ塗装して組み合わせました。
背もたれと枕カバーはゴム系接着剤で。
肘掛だけはどうしてもガタつくので瞬間接着剤で取り付けています。
グリーン車だけは背もたれ中央に柄があるので極薄写真用紙(シール)に印刷して貼り付けました。
試しに制作したのは、ムーンライトえちごに使われていた485系半室グリーン車で、2種類の座席(塗装違い)となる状態を再現してみました。
客室仕切りと、床中央は簡単に描いて印刷した物を貼り付けています。
既製品と比べてみました。修行をした甲斐はありそうです。
が、1両終わらせただけで、他の車両の分と考えると、この作業はまだまだ続くわけですね…。
ただ、完成して手に取って眺めていると幸せになれます(笑
模型の車内を写すって難しい!ピントが合いません…。
それでも、肉眼ではバッチリ。駅ホームから眺めたあの憧れの特急車が蘇ります(笑