購入順に紹介している「模型紹介シリーズ」、2012年6月にマイクロエースから発売した製品。
今回は「183系最後の定期列車 特急しおさい!」になります。
マイクロエースさんnのキャッチフレーズです。もしかすると、こっちの方が面白いかもしれない(笑)
183系が最初に登場したのは、総武線東京駅乗り入れ化で地下ホームを作った際にATC化したことで、各車両にATCを搭載する関係で、485系をベースに開発。地下での非常出口の関係で「貫通扉付き」の0番台が誕生した。その後特急「とき」の増発用で貫通扉無しの1000番台が登場し、一部が「あずさ」へ転属+新造された。
上越新幹線開業後に廃止となった「とき」の車両が、「あずさ」「あまぎ(踊り子)」と「各房総特急」への転属となるのだが、ATC対応工事が必要となるため、一部先頭車新造した1500番台と、1000番台改造の1500番台が房総地区に転属し、一部を置き換えた。
その際「先頭の非常用扉」は改正で不要になっている。
その後、「長野新幹線(現北陸新幹線)」開業で、信越線を走っていた「189系あさま」が廃止。ほとんどは中央線へ増発用に流れたのだが、房総特急の中間車が潮風で劣化していたため大量に転属し、183系0番台を置き換える形となった。
房総の特急は「さざなみ(内房線)」「わかしお(外房線)」「しおさい(総武本線経由銚子行き)」「あやめ(鹿島線)」「すいごう(成田線経由銚子行き)」が183系で運用されていたが、「しおさい」にいたっては「グリーン車無し8連」で新造された(0番台当時)のが特徴で、その後も6連で運用されたり6+3という貫通扉を生かした特急も見られた。
模型の方は末期の「先頭車183系1500番台」+「中間車183系」の「マリ7編成」がモデルとなっている。
183系の房総仕様というと、現在はTOMIX製も発売されているが、「特定編成を各特急で遊ぶ」という形だと思う。
マイクロエースさんの場合、「各特急が別編成で製作」ということで、趣旨が違い集めると差異がわかるという面白い形となります。
また、マイクロエース製らしいところが随所に見受けられる。
写真では「183系は車番が銀」「シートカバーを再現」。
「列車無線アンテナケーブル」の再現。
「パンタ撤去跡」「携帯電話アンテナ」再現。
189系は「赤の車番」
など、こだわっているところが多いです。
スカートの開口部は大きく見えますが、「TNカプラー(BM)」を付ければスカスカ感は無くなります。
ただ、予算的にあまり回せないので、登場比率が少ない場合はダミーカプラーで済ませているのが現状ですね。
【342】183系1500番台/189系「しおさい」
メーカー:マイクロエース製<A-0568>
発売:2012年6月(中古品)
導入時期:2014年5月5日
形式:JR東日本 183系1500番台+189系(中間車)「幕張車両センター」(マリ7編成)
両数:8両
室内灯:illmi(F-modells製)
付属ナンバー:Tc1527/MM'13/MM'46/MM'48/Tc1526
改造:無し
導入経緯
ぽちの「鉄道模型フェスティバル」での戦利品の一つで、「わかしお」に続いての入線でした。一応千葉県に住んでいたので房総特急は収集の対象で、当時はKATO製の旧製品(いや183系は現行品?)かマイクロエース製の2択でしたが、民営化後の仕様としてはマイクロエースの独壇場でした。現在「わかしお」「しおさい」「あやめ」と間違えて買った「しおさい」をもう1編製(「ウイング」仕様)がおり、あと「さざなみ」だけなんですが、制覇できていませんorz
一応KATO製の旧製品が入線しているので、そちらを「さざなみ」に仕立てる予定です。(LED改造が待ってます)
「暴走運転中!」いや房総ですね。
千葉にいた頃「ゆっくり走ろう暴走」という、偽物ステッカーが売ってました。
そういや、千葉県に住んでいる途中でJRになったので、国鉄仕様も集めても良いのか・・・。
とか言うとスパイラルに陥りますねorz
すれ違いはタイフォンが下に有る「スカ色113系」。
これも千葉の113系だけでしたね。
(横須賀線直通時代も含む)
●113系1000番台スカ色「幕張車両センター」(マイクロエース製)
見てわかる人いるかもしれませんが、前面方向幕赤は「外房線・東金線」ですが、ここは見逃してください。
一応、「緑が成田線・鹿島線」「黄色が総武本線」「白が内房線」でした。鶴見線と同じですね。
「ちっ、茂原折り返しか」とか、高校の頃言ってましたので、それを模型で再現。二つ先の「上総一ノ宮」に住んでいたので、手前で止まるのは悲しくなります。まるで今の「蒲田止まり」と同じです・・・2駅前止まりに呪われてますねorz
話が脱線しました。
マイクロエース製の特徴で、「車両単位のクーラーも再現」と言うことで、2両だけステンレス仕様を再現していました。
また、この「トイレタンクもどき」はリアルですねぇ。
実際はペラペラですが、うまい表現です。
クリーム色に塗るのは、一つの手かもしれませんね。
トイレと言うことで思い出しました。
これは「223系0番台関空快速」の内装ですが、「和式便所」が再現されてました。
コレと同様に、113系1000番台スカ色「鉄仮面仕様」(再販無し)だけ、「和式便所」再現されていたんですよ。
プレミア付いていて、買えませんけどね。
ちなみにどこからも見えない個室なのに、再現してしまう精神力には恐れ入りました。
と言ってたら中間車脱線。
最近マイクロエース製の車両に同様の症状が発生してまして困ってましたが、原因が判明。
「アーノルドカプラーのねじれ」によるものでした。
整備時にチェックしないと、自爆しますね。
意外と明るいライトですね。
「スタンダードSX」と相性が良いのは、珍しいです。
房総っぽいですねぇ。
当時(2014年5月)の在籍数。
急行型 6両/特急形 215両(183/189系 53両)
通勤形 381両/近郊型 122両/気動車 29両
蒸気機関車 2両/電気機関車 114両/ディーゼル機関車 18両
貨車 383両/緩急車 22両/特殊貨車両 2両/事業用車 17両
客車 418両
私鉄通勤車 20両/私鉄特急 32両/私鉄機関車2両/私鉄貨車9両
外国形 17両
合計 1809両(後日追加した車両分含む)
うちM9モーター150個目(今回は無し)
53両か・・・まだ増えます。
余談ですが、「マイクロエースの野立て看板」作りました。
目立つ物じゃ無いんですけど、「KATO/ラウンドハウス」「TOMIX」「TOMYTEC」が有りましたので、どこかにシールないか探してたんですけど無くて、結局印刷しました。
183系が色々と走っていた房総地区、もう過去の話なんですよね。
現役だった当時「非鉄」でしたから、撮影してないんですよ・・・。惜しいことしました。
今回登場の2編成は、珍しくスムーズな動きでしたので、整備が楽でした。
以上、「183系モノクラス特急、しおさい」でした。