番外 「引退翌日」の平成24年3月25日松浦鉄道佐々車両基地訪問時撮影、MR-100形気動車の姿 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 JR松浦線から転換しまして誕生しておりました松浦鉄道と言いますと、現在の主力車両と言いますと、MR-600形気動車である事はこれまでも当ブログでもご紹介しておりました。
 
 MR-600形気動車は、現在松浦鉄道西九州線の主力車種として運行されておりまして、上の画像1のMR-601がMR-602~MR604とともに平成18年に導入、そして最終導入車となりますMR-621がMR-620とともに平成23年に導入されておりまして、現在黒・の3色のMR-600形気動車が有田~伊万里~松浦~たびら平戸口~佐々~佐世保間の西九州線全線で運行されております。
 
 
 けれども、その前の主力車両と言いますと、平成24年に引退しましたMR-100形気動車でありまして、平成4年までに17両が導入されまして、増駅・増発を繰り返しておりました西九州線の中心車両として存在しておりまして、西九州線、そしてJR佐世保線・大村線(~早岐・ハウステンボス間)でもその姿を見る事ができておりました。
 
 
 しかし、その中心車両でありましたMR-100形気動車は、MR-600形気動車の相次ぐ導入によりまして、徐々に引退・ミャンマーへと渡りましたが、最後まで残りました3両も平成24年ダイヤ改正の前日の3月16日に定期運用を離脱しましたが、その9日後の3月25日にサヨナラ運転が行われまして、松浦鉄道からは完全に引退へと至っておりました。
 

 さて、今回ご紹介しますのは、そのサヨナラ運転翌日(平成24年3月26日)に、私自身の所用のため佐世保へ出向いた際に佐々車両基地で撮影しましたMR-100形気動車を収めておりましたので皆様にご紹介してまいります。
 

 画像が、そのサヨナラ運転翌日の姿です。この時には最後まで残りましたMR-110・MR-125が車両基地の外側にて、MR-126については車両基地の中におきましてそれぞれ休みにつく姿が見られておりました。
 
 (MR-110)

 
 (MR-125)

 
 (MR-126)~番号のみ表示
 
 この時の行先は、MR-110につきましてが「回 送」の表示、MR-125につきましては「臨 時」の表示と、サヨナラ運転時での姿が伺えられるようになっておりました。また、MR-110につきましてはヘッドマークの掲出が行われていた事を表す姿も見受けられるなど、この撮影の時点ではそれぞれバラバラに留置していた訳ですが、それでも名残が残っていただけでも良かったのではないかと思う所であります。
 

 ここまでもご紹介しておりますように、私自身、引退前にMR-100形気動車が運行している姿が見れてはいた訳ではありましたが、残念ながら最終日の時点での姿を見る事ができなかったので、これに関しては正直残念な印象が残っている私でもありました。
 

 今回は、全車引退翌日のMR-100形気動車に関しましてご紹介しましたが、そんなMR-100形気動車は、松浦鉄道では引退しましたが、他の車両と同様「再就職」のためにミャンマーに渡っておりまして、向こうでも活躍をしている(していた)ようであります。現在はミャンマーの情勢もあり実情はわかりかねますが・・・。本当に、松浦鉄道で引退後も新たな活躍の場が得ていた事は良かったのではないかとは思いますが、やはりそれでもいなくなった事は残念でならない所であります。ご覧の皆様も、今回ご紹介しました画像からサヨナラ運転翌日の姿はそういった姿であった事を存じていただければとも思います。