終始雨模様だったり、いきなり地震に遭遇するなど波乱含みではあったが…
雨降って地固まる、という諺にも通じる動きを水面下で見せつつ進んでいた。
が。
ここで少しばかり時間が空いたものだから。
あてもなくぶらり、また来た道を戻って大網へ。
そこから、前回いつ乗ったのか記憶に残っていない東金線に久しぶりに乗った。
2010年の夏に、誉田で201系の併合作業を撮影に赴いてはいたが(小湊鐵道に向かうついで)
そこからは心理的な距離感があったのか(ただ時間が足りなかったのか?)東金線内には赴かず
また朝晩の201系運用を追うこともしてはいなかった。
また、こういうタイミングでないと乗る必要が見出せない路線でもある。
沿線の方々には申し訳ないが、自分にとっては成田線我孫子〜成田間もまた同じだったり。
ちょっと不思議な存在感を醸し出す東金線は、令和になった今も健在であった。
さて、成東駅に着いて迎えたのは。
銚子行き「しおさい5号」。
3月改正でダイヤが変わり、15:47の到着。
E259系になってから、よくよく撮るのは初めてとなった「しおさい」。
まずこんな場所で、このE259系を迎えたのが初めて。
そもそも、この成東で乗車列車以外の特急列車を迎撃したのも初めてのことである。
二重に慣れない迎え方をしているが、これが今の新しい日常なのである。
そんな中、こちらは千葉行き普通で雨脚が強くなってきたところを戻っていく。
ちょっとだけ大回りで時間潰しをして、蘇我で「わかしお16号」を撮って、この日の撮影を全て
切り上げようか…雨も強いし…と考えていたのだが。
千葉駅に到着し、乗り換えのために5・6番線に移動してすぐのことだった。
5番線に、回送列車がまいります…
ん?
いやまて。
これはもしかして??
左右キョロキョロしながら、待つこと少し…
おお…
やっぱりか!
時間は、16:39。
なんとなく、そんな気はしていたのだ。
夕方の幕張車両センターから東京への送り込み回送が、あるだろうって!
東京18:30発、平日のみ運転の「さざなみ3号」に使用される車両の送り込みが!
それに上手い具合に遭遇することができた。
千葉では、乗務員交代もあって数分停車した。
しかし予備知識はないので、油断は禁物…
案の定、前後移動する暇はおろか、普通列車で先行することすらも不可能だった。
今や定期特急列車で、千葉駅を発着する255系は無くなった。
それだけに、回送であれども残り時間も限られた希少な風景となったのである。
だがこの日は、とにかく天気が良くなかった。
それだけが返す返す、残念なことであり…
また機会を改めて、別パターンも含め撮りに動きたいと考えているところではあるのだが…
この日決まった新たな流れは、平日の改めた動きを困難にしてしまっている。
次に可能なのは6月以降、さてうまくやれるだろうか?
その頃には、まただいぶ日も伸びているだろうし、という期待感も込みで。
あとは、雨が極端に多過ぎない梅雨でありますように、とも。
まずは、不完全な状況ながらも見送った。
さて、回送はどこまで向かう?
誉田まで行くのか?と踏んで、外房線電車に乗ったのだが…
…むむむ。
読めぬ動きは、さらに一回は諦めたオマケもつけて進んでいく。