購入順に紹介している「模型紹介シリーズ」、2009年5月発売の製品。
今回は「485系+クハ481-500 特急『にちりん』」(マイクロエース製)になります。
こちらの製品は2014年4月に開かれた、ぽち秋葉原展開催の「鉄道模型フェスティバル」の戦利品。
子供の頃に鉄道雑誌を見て「なんじゃこりゃ!」と誰もが思ったであろう、あの車両です。
そう、元「クハ181系(とき)」の改造車です。
国鉄末期の1980年代に、各地に「高頻度・短編成化政策」があり短編成で本数を増やす形を取った際、先頭車が足りなくなりました。そこで上越新幹線開業で廃止になった「とき」の余剰車で廃車予定だった「クハ181系」を、持ってきて先頭車として連結。
屋根のライトがない以外は、481系ボンネット車と大差が無く、交流区間のみ走行だったのでそのまま九州内を活躍してました。
まぁ、のちに本州乗り入れ運用でやらかすんですが、それは置いときます。
外観上に差が無いと言いましたが、「高さ」で差がありました。
一段低かったんですよ。貫通扉部分にステップがあったと言う話もあります。
しかし模型の方ですが、パッと見わかんないんですよ。
これはベースが481系で、181系っぽくしたのが原因だと思います。
確かに若干は低いんですが、実車は目で見てわかるぐらいの差があったんですよ。
「もう少し下げられないかな」となったわけです。
ついでに連結器も「KATOカプラー密連形A」にします。
マイクロエース製の場合、TNカプラー(台車マウント)付けると、上向き連結の際にピンセットで押さえる必要があるため、アーノルドのままか、KATO製にしています。
(組み立て完了)
ボディーマウント式のTNカプラーなら問題ないんですけど、予算的に厳しくなるんで一部の中古を除きやってません。
そのうち「トイレタンク」も付けたくなりますね。
この部分を削れば、車高が下がりますね。
昔のマイクロエース製品は、車高が高いと有名だったんですよ。これは旧製品の動力カバーが、結構下がっていた関係で、下げる方法として確立していた時期がありました。2000年頃までかな?
ただし削りすぎても曲がらずに脱線の危険性があるので、ほどほどに・・・。
台車のカプラー交換はこんな感じ。
少し上向きますが、連結に支障はありません。
う~ん、下がったような・・・。
ホロや下の赤帯の高さ差が出ているので、下がってはいるんですけど、いまいちですね。
今度は右側の車両をかさ上げできないか、やってみます。
あ、入らないや。
これ「M8のワッシャー」なんですが、これ以下だと無いなぁ。
コレでもダメなのか・・・。
それ以前に、ショートの危険性も出ますね。
「インシュロック」(タイラップ)
コレなら行けるかな?電気通さないし・・。
ようは、ネジが通れば成功ですね。
2.5mmでした。
横にピンがあり、それより高くするには2枚必要と判明。
しかしネジが届かず・・・、いや、この車高は目立つので却下でしょう。
KATO製のネジを使用・・・穴に落ちるので却下orz
と言うことは、買ってこないとダメと言うことになりましたorz
結局、片方下げただけで終了になっちゃいましたorz
よく見ると、「貫通ホロの大きさ変えてるだけ」だったようです。
塗装もクハが高いようにも見えますが、気のせいかな?
前から見ると、赤帯部分に段差はあるんですけど、実車はこんなもんじゃ無いんですよ。
逆の車両のかさ上げ出来ればもう少し目立つかな。
ちなみにライトは電球仕様のままなんですが、マイクロエース製の場合、加工が難しい仕様なので手を掛けてません。
いや、ヘッドマークをもう少し白っぽく見せるために、裏側を水色に塗ってます。
と言うことで、今回長くなったので、次回出場にします。
以上、「実車が一段低かった、昭和の魔改造車クハ481系500番台の車高を下げてみた」でした。