京急電鉄「5年ぶり」久里浜工場イベント 「混乱防止」「工事」で参加対象を限定



京急電鉄は5月26日、車両工場の久里浜工場(神奈川県横須賀市)で「京急ファミリー鉄道フェスタ2024」を開催する。このイベントが開催されるのは5年ぶりだが、参加できる人を限定する。

京急電鉄の久里浜工場(2017年)。【撮影:草町義和】

開催日時は5月26日の9時30分~16時で入場無料。2010年に引退した旧1000形電車の展示や正面表示器の実演、側面表示器の操作体験などが行われる。事前応募・抽選企画の運転台撮影や信号機操作体験もある。

募集人数は約2400人で入場時間を6回に分ける。各回ごとに京急久里浜駅で受付を行い、同駅から久里浜工場まで運賃無料の「お迎え電車」に乗って移動する。帰路は久里浜工場から京急久里浜駅まで「お帰り臨時電車」を12時25分から16時まで、約30分間隔で運行する。

各回の入場時間。【画像:京急電鉄】
各回の京急久里浜駅での受付時間と「お迎え電車」の乗車可能時間・発車時間。【画像:京急電鉄】

参加できるのは、小学生以下の子供と18歳以上の保護者をそれぞれ一人以上含む最大8人の家族やグループ。大人のみや小学生以下の子供のみの参加はできない。申し込みはイベント特設サイトで4月29日23時59分まで受け付ける。抽選結果は5月7日に当選者のみ通知する。

運転台撮影のイメージ。【画像:京急電鉄】
旧1000形の展示も予定されている。【画像:京急電鉄】

京急ファミリー鉄道フェスタは毎年5月ごろに開催されている久里浜工場の一般公開イベント。コロナ禍の2020年以降、リモート企画を除いて開催されておらず、今年2024年は5年ぶりの開催だ。

京急電鉄によると、会場周辺における混乱防止に加え、久里浜工場の改良工事で開放エリアが狭くなっていることから時間入場制と事前応募・抽選制を採用した。また、今回は京急沿線の子育て応援の機運向上に向け策定した「京急グループ子育て応援方針」に基づく第1弾の施策として位置付けているという。

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