4月16日のことでした。この日は三重県の県都、津まで出張がありました。17時過ぎに桑名まで近鉄で帰ろうとイコカで改札を入場しました。この津駅は今では希少になったJR東海と近鉄の共用駅でして、まもなく上りの快速みえが来るとの案内で急遽予定を変更してJRで桑名まで帰ることにしました。JR線の上りホームで快速みえ号の到着を待ちます。しばらくすると紀勢本線の下り普通列車伊勢市行きが到着しました。キハ25系2両編成でした。ディーゼル車ながらJR東海の主力電車313系とよく似ています。車内は下校する高校生で満員でした。津駅では多くの学生が乗降しスクールトレインといったところです。学生さんにとっては国鉄型キハ40系より明るいきれいなこの車両の方がなじめるでしょうね。ロングシートも気にならないはずです。

 

この駅ビルが完成した頃、無煙化後もしばらく蒸機の煤煙でこの壁面が真っ黒のままだったことが思い出されます。

 

そんなことを思い出しながら出発する普通列車を見送りました。

 

阿漕駅で交換したのでしょう、まもなくして快速みえ20号名古屋行きが到着しました。折り返し名古屋発の通勤輸送力列車に備えて4両編成での到着です。おかげさまで先頭の自由席は貸し切り+1名といたところ、整備された伊勢鉄道線をエンジン音高らかに豪快に加速して四日市へ向かいます。伊勢鉄道線内では車内カンサツがありイコカを見せると、なんとエリア外を告げられました。そうでしたICカードは使用できません。津から桑名までの料金を現金で支払うことになりました。うっかりしていました。入場記録はJR桑名駅でリセットしてもらいました。それにしても特急南紀はキハでなくなってしまった後、このキハ75系快速みえはDCの高速運転を楽しめる貴重な列車になりました。

 

(撮影:Canon EOSKISSX7)


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