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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都幕間旅情】京都市営地下鉄10系電車,運転士不足によりオーバーツーリズムでも増便できぬ市バス

2024-04-20 07:00:35 | コラム
■鉄道の輸送力
 このところバス停で待っていてもやってきたバスが満員で扉さえ開けずそのまま次のを待てと言われる事が日常となってきました。

 京都市営地下鉄10系電車、運行開始当時は京都駅と北大路駅を結ぶだけで編成の長さも4両編成でしたが、今では竹田駅で近鉄と結び、そして国際会館まで運行しています。地下鉄は、日々混雑度合いを増す市バスに比較しますと、まだ混雑はなんとかなる範囲内だ。

 市バスを利用していますとQ&A的なポスターが掲げられていて、混雑しているが増便できないのかという良くある問いに対して、運転士不足によりこれ以上増便は出来ないので混雑しないようにスーツケース持ち込みをやめてタクシー利用等を呼びかけていました。

 運転士不足、考えてみれば離職率などを考えれば財政的には大変ではあったのだけれども、COVID-19新型コロナウィルス感染症の一番ひどい時期に、あの時は労働市場は買い手市場でしたから運転士をあの時に確保していれば、と思ったものですが、日本は市場に余裕がある時に確保していないから後後切迫した時に困るというのはなにか、戦前と同じ。

 海軍航空隊が戦前に一次合格者1000名以上いたのに定員が25名だったとかで、削りに削って最後は手相占いまでして1000名以上のうち1000名以上を削って25名の精鋭を選んだのですが、一旦戦争が始まると搭乗員不足になり養成も追い付かず敗北したのと、ね。

 オーバーツーリズム対策、COVID-19の時に市債発行でも何でもしてバスターミナル整備なり、乗員養成を行わなかった付けが来ているのですけれども、考えると地下鉄の延伸や、京津線浜大津付近のように地上を地下鉄運行するなりして路線を延伸しなければ、と思う。

 現実的には予算面から延伸は時間を要し、ホーム掘削を進めて編成を長くすることで輸送力を増強するとともに、あとは新幹線口から地下鉄の連絡通路が危険な程に細い為に拡幅するか、もう一つあたらしい連絡通路を整備することが急務なのかな、と思うところです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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