鉄道開業百十四周年記念(昭和61年・1986年) | 記念切符あれこれ

記念切符あれこれ

亡き父が集めていた記念切符、実家からもらい受けたものの、箱に入ったまま納戸にしまい込み10数年、あまりにも雑多に入っているので、少し整理をしようと思い立ち、それならブログに写真を貼ったら一覧代わりにになっていいかも・・・と思い、少しずつ記録することにしました。

同じものが2つありました。

下には懐かしい国鉄のマークがあります。
封筒の裏は真っ白ですので割愛します。

厳かな雰囲気を醸し出していますが、文字が読みにくい・・・
歌詞ではないかと調べてみたら、「鉄道唱歌」という歌の歌詞の一部でした。
地域別に第5集まであるそうで、これは第1集である「東海道編」の冒頭部分です。

裏にはまたも国鉄マーク。

台紙は二つ折りになっていました。
実は、もうひとつのセットの方は、切符が輪ゴムでまとめて封筒に入っていまして、
ゴムの劣化で大変なことに・・・こちらはちゃんと切り込みに収めた状態で保管されていました。
販売時、切符はゴムでまとめてあって、セッティングはセルフサービスだったのでしょうか?
文字が細かいので、ちょっと拡大します。

いうまでもなく、鉄道の歴史が年表でつづられています。
1977年に「リニアモーターカー」の文字がありますが、走行テスト開始から既に47年・・・
なかなか実現しませんね。

明治から昭和初期に発行されたのきっぷ画像が記念切符になっています。
明治時代には「回遊乗車券」や「毛布使用券」などというものがあったのですね。
回遊乗車券の地紋には「鉄道作業局」という文字があります。
大正時代に入ってから、横文字が左から読めるようになって、勝手にホッとしています。
ただ、どれも漢字が旧字体ですね。
昭和初期までは「一等」「二等」という区分があったようです。
40年近く前のフランスにはまだあって(今は知らない)見慣れない区分に、日本のグリーン車と
普通車の違いかな・・・くらいに考えていたのですけど、いつまで続いていたんでしょうね?
 
それにしても、「114周年記念」って・・・
「140年」だったらまだわかるのですが、ハンパ過ぎませんか?