台湾で感じたこと。特に鉄道周り | 旅一郎のブログ

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国鉄(日本国有鉄道)が、最後の全盛期を迎えた昭和47年ー53年までをテーマにした、汽車旅のブログです。

旧型客車亡き後、日本の鉄道旅行は本当につまらなくなりました。そのため海外ネタも載せています。

当時の雰囲気を伝えるものは鉄道にかかわらずアップします

今回感じたのは、台湾は国鉄も元気だし、駅弁もみんな普通に買っている。また列車は編成が長く空いていることが多い。もちろん自強号の西部幹線(新幹線の並行在来線区間)にも走っておりしかも乗車率が高い。


色々考えさせられました。


なぜ在来線にも金をかけて、軌道改良してアップデートを続けられるのか。

南廻線の軌道。九州でいえば重岡ー宗太郎にあたるようなところを線路付け替え、高速化している。

なぜ並行在来線にも優等列車が残り、しかも乗車率が高いのか。


新幹線に並行する在来線特急「自強号」。新幹線ができた後も1時間ヘッドで12両編成の列車が走っており、立ち席が出るくらいの乗車。


街中の弁当屋と同じか安いくらいの台湾鉄道弁当(駅弁)


なぜ普段使いの感覚で駅弁をかっているのか


なぜ、10分と思われる本数と編成が提供されているのか。(日豊本線末端区間に当たるような場所でも普通列車8両、優等列車8〜12両)



駅のベンチも多く、ゴミ箱も充分にある。



これまでは日本の方が金持ちだから車を持てる、だから鉄道離れと言われてきたけど、

一人当たりGDPも台湾に抜かれた。

物価はほぼ同じか、まだ安い(鉄道や駅弁は日本の半分くらい)さらに敬老や学生は半額。


車が持てないのでは、鉄道が安くて便利だから選ばれているように見える。


国がインフラを守る、まさに「廉価、直通」が実践されている。


日本の鉄道はどこで間違えた?なんかおかしくないか。


国債を発行し日銀に引き受けさせ、あれだけ莫大なお金を供給しても台湾より劣っているようにしか見えない。



【追記】


国鉄だからという結論なんだけど、

「じゃ赤字を垂れ流してだけだ」と言われるだろうから政府負債の対GDP比を調べたら88%(日本は250%)

財政も健全で国鉄単体では赤字だろうがインフラだから守るということだな


だいたい国鉄が公社化されたことが間違いの初まりと言われていて、

普通に国営なら毎年の赤字は補填できたはず。

公社形態のため累積赤字が膨らんだのは否定できないだろう。