本日、JR東海が東海道新幹線に個室を導入すると発表しました。


  ​東海道新幹線の座席概要


(東海道・山陽新幹線の車両 イメージ)

現在、東海道新幹線にはグリーン車、ビジネスパーソン向けの指定席「S Work 車両」、指定席、自由席の4種類のランクがあります。

今回発表された「個室」はグリーン車よりも上のランクとなり、最上級のランクということになります。


  ​東海道新幹線 個室の変遷


(東海道新幹線歴代車両 100系新幹線は右から2番目)

東海道新幹線に個室が設定されるのは今回が初めてではなく、過去に「100系新幹線」に1~4人用のグリーン個室が設定されていた事があります。

100系の後継となる300系や700系等は270km/h運転を優先したこともあり、グリーン個室は採用されず今に至っています。(JR西日本の山陽新幹線では700系ひかりレールスターで普通車個室の採用例があります)


  ​個室の内装・設備


(個室の内装 JR東海プレスリリースより引用)

第一印象は非常に高級感のある内装だと感じました。この個室は「N700S」の一部に導入され、1編成につき2室導入されるとの事です。


個室専用のWiFiやレッグレスト付きのリクライニングシートが導入される他、照明や空調、車内放送の音量についても個別で調整出来るとの事です。

ホテルのような設備だなと思いますね。


なお、価格やサービスの詳細については順次発表を行うとの事です。


  ​サービス開始時期

2026年度のサービス開始を予定しているようです。約2年後ということになりますね。

 ​一言

JR東日本の新幹線では「グランクラス」が設定されていますが、グリーン車よりも上のランクが設定されることは非常に良い事だと思います。

特に東京~博多間の利用となりますとこういった豪華な設備で移動したいニーズもかなりあると思いますので人気が出るんじゃないかなと思います。


東海道新幹線ではこの個室以外にも「新たな座席のあり方」について検討を進めるということで、更に別の設備を持った座席が導入されるかもしれませんね。


  ​参考文献

JR東海プレスリリース「東海道新幹線への個室の導入について」2024年4月17日


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