日本最短だった稚内公園ロープウェイ<ゲーセン紀行Classic 1日目-2 稚内、ノシャップ岬> | ゲイムマンの日本縦断紀行 + ご当地ゲーム制作・配信

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を制作・配信中。

    
日本縦断ゲーセン紀行 ルール説明
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで\5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、「ゲーム路銀」は\100ずつ増える。
(ただし、1プレー\50円のゲームなら\50ずつ、1プレー\200なら\200ずつ。ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!

 

 

 ノシャップ岬 ('01.9.14)

 


ノシャップ岬着1時34分。
ゲーム路銀 -\2,630-\210=-\2,840
稚内駅からこの岬までは、住宅地になっていて、バスの本数も多い。
赤白しまの稚内灯台は、高さ42.7メートルで、日本で2番目に高い灯台(1番は島根県日御碕灯台)。

 

“日本最北端の水族館”、ノシャップ寒流水族館を見る(入館料\400)。
屋外にペンギンとアザラシがいた。
ここの目玉は、45メートルの回遊水槽。
淡水魚のイトウが、海水魚に交じって泳いでいる。
別の水槽には、いかにも北海道らしい、ニシンの稚魚がいた。
ノシャップ寒流水族館のホームページはこちら

 


岬にはこのような公園(恵山泊漁港公園)があり、夕日を眺めるスポットとなっているようだ。
利尻島の利尻富士(利尻山)がかすかに見えた。

 

結局ゲームコーナーは見つからず。
2時29分のバスで駅前へ戻る。49分着。
ゲーム路銀 -\2,840-\210=-\3,050
では、こちらの観光地ではどうだろう?

 

 

 稚内(わっかない)

 


稚内公園行きのロープウエー山麓駅。
往復券(\240)を買う。
ゲーム路銀 -\3,050-\240=-\3,290

 


細長いゴンドラで、急斜面を上る。
タロ号とジロ号があり、私が乗ったのはタロ号。
(この写真はジロ号)

 


稚内の市街地と港が、窓から一望できる。
動き出してから2分たらずで山頂駅に着いた。
日本一短いロープウエーらしい。

 


ここが山頂駅。
ふと思ったが、ロープウエーも鉄道事業者免許が要るから、ロープウエーの駅も、駅には違いない。
地図を見ると、さっきの山麓駅は、稚内駅より北にある。
ということは、日本最北端の駅って、実は稚内駅じゃなくて、稚内公園ロープウエー山麓駅なのでは?

 

※後で調べてみると、ロープウエーは「索道」に分類されるので、ロープウエーの駅は「鉄道駅」にはならないらしい。

 

※稚内公園ロープウェイは、2006年に廃止されました。

 

次に目指すは、開基百年記念塔。
1978年、稚内市開基100年を記念して建てられた、高さ80メートルのタワーだ。
塔マニアの私としては、ぜひおさえておきたい。

 


到着。
山頂駅からの道がすごい上り坂で、しかもものすごく風が強くて、着いたときには汗ばむほど。
まさか稚内で汗かくとは思わなかった。

 

入場料\400。
まず、1階の北方記念館を見た。
北海道にすむ動物、稚内の歴史、明治時代の農具、廃止された天北線(稚内からオホーツク海側を回って音威子府(おといねっぷ)へ通じていた路線)の資料などを展示。

 

2階は樺太(からふと、現サハリン)関連の資料コーナー。
戦前の町並みの写真など、資料は豊富。戦前住んでいたかたがたに向けたものか。

 

その中に、「九人の乙女」の顔写真もあった。
1945年8月20日、ソ連軍が樺太の真岡(現ホルムスク)に侵攻。町は戦火に包まれた。
このとき、真岡郵便局で電話交換手をしていた若い女性9人が、「皆さん これが最後です さようなら さようなら」の通信を残して、青酸カリを飲み自殺したという。

 

これを見た後、コンスタンチン君(大やけどを負って、治療のため日本に来たソ連の少年)に関連した展示を見ると、つくづく平和ってすばらしいと思う。
日本最北端の町ということは、国境の町でもあるわけで、それにまつわる悲劇も生まれ、また交流も生まれるということか。

 


展望台へ上る。
塔自体は80メートルだが、小高い丘の上にあるので、海抜は250メートルとなる。
(展望台は海抜240メートル)
さっきロープウエーから見た景色よりさらに広い範囲が見える。
風力発電用の風車があるあたりから、ここまで徒歩で上ってきたわけだ。
対岸は宗谷岬方面。

 


西のほうには、利尻富士がはっきり見えた。

稚内市北方記念館・開基百年記念塔のホームページはこちら

 

帰りも歩くことになるが、下り坂だから楽なもの。風も心地よく感じられる。

 


氷雪の門は、樺太で亡くなったかたがたの霊を慰めるため、1963年に建てられた。
さすがに有名な観光名所だけあって、人の数が多い。
晴れた日はここから肉眼で、サハリンが見えるらしい。
今日は、この写真のような状態。
水平線に、かすかに青い影が映っているような気がするが・・・。

 


隣にあるのは、「九人の乙女の碑」。
“皆さん これが最後です さようなら さようなら”と大きく刻まれた、最期の言葉が痛々しい。
観光客が多数訪れるこの場所に、碑が建っていることで、九人の乙女の悲劇も、忘れられることなく語り継がれていくのだ。

 

近くのおみやげ物屋さんで、紙パックのコーヒー買って飲んで小休止。
ロープウエー山頂駅に戻ってみると、既にシャッターが下りていた。
そういや、4時半で終わるって、さっき聞いたような。
今、午後5時3分。ていうか、氷雪の門に着いた時点で4時半だった。
往復券と片道券の差額、\60の損。

 

歩いて山麓駅に戻ってきたのが5時20分。
バスターミナルへ荷物を取りに向かいつつ、ゲーセンを探してみる。

 



鉄道コム

 

「ロシア語表記がある商店街(稚内)」へ続く)

 

稚内・利尻・礼文 観光WEBサイト JR北海道 宗谷バス

 

※最近の「日本縦断ゲーセン紀行」はこちら。

 

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