続きです。

太田市駅

 島根県の出雲地域と石見地域の境界にある太田市の中心駅です。この街には世界遺産の「石見銀山」がありますが、最寄駅は次の仁万駅だったりします。実は降りたことがない。


仁万駅

 太田市仁摩町の中心駅であり、石見銀山の最寄駅でもあります。又、この付近には邇摩(にま)高校があり、無人駅の割には利用者が多かったです。因みに、出雲以西から太田市駅までの間にまぁまぁの数の学生が乗車しており、この駅でほぼ降りてしまいました。JRが地域の、特に車を持たない学生の大切な足であることを改めて実感するわけです。


 明け方に乗ったので、青に染まりつつある空が綺麗でした。海の蒼も美しい。


温泉津駅


 山陰本線が誇る難読駅の一つ、温泉津(ゆのつ)駅です。近くには温泉津温泉があり、特急も停車します。


 江津市の中心部に近づくと、日本製紙江津工場の煙突や、江の川に架かる鉄橋からの風景を楽しむことができます。



江津駅手前の、謎に古そうな建物


江津駅


 今でこそ山陰本線しか走ってませんが、2018年の3月までは、この駅を起点として広島県三次市の三次駅までを結ぶ三江線が通っていました。


メモ① 三江線

中国地方の赤字路線としてここ最近話題に上がっているのが芸備線ですが、こちらは年9億の赤字を生むとも言われていました。過疎という言葉がこの地で生まれたくらい過疎化が進む石見地域と、広島の山奥にある三次市の特に山間部地域を結ぶ路線だったため、廃線は時間の問題だったのでしょう。


 石見地域は赤瓦が屋根に用いられていることでも有名です。


波子駅


 江津市の西端にあり、西に少し歩くと浜田市に入ります。そして、浜田市の有名な水族館「アクアス」の最寄駅でもあります。そんな同駅ですが、駅の中にステンレスタンクらしきものが見えます。現在江津市でクラフトビールを手掛けている「石見麦酒」さんが、今年の秋よりこの秋の秋スペースに工場を移転するらしいです。


 そして、僕の乗る列車は終点の浜田駅に着きました。