テレビ東京の『土曜スペシャル』にはいろんな企画がありますが、その中には『1歩1円ウォー金グ対決旅』や『はらぺこぱ』など、何かの行為をしたぶん旅費を得る企画がいくつかあります。
私が2001年からやっている「日本縦断ゲーセン紀行」も、“ゲーム1面クリアするごとに100円ゲット”という企画で、『土曜スペシャル』か『水バラ』でやってくれたら面白いんじゃないかなあと思うのですが。……撮影の許可取りが難しいかも。
当ブログでは、愛知県でリニモに乗った第172日目以降しかアップされていません。そこで「ゲーセン紀行Classic」と銘打って、スタートからの記事を再掲することにしました。
なにせ2001年からの記事なので、現在とは大きく状況が変わっていることもあります。今では見られない観光施設や鉄道車両などもありますので、そのあたりも懐かしんで頂けるかもしれません。
- 2001年、最果ての地から(宗谷岬、稚内)
- 日本最短だった稚内公園ロープウェイ(稚内、ノシャップ岬)
- ロシア語表記がある商店街(稚内)
宗谷岬 ('01.9.14)
2001年9月14日。
今度の企画は、日本縦断である。
日本縦断なので、その出発点は当然、宗谷岬である。
私はあまり飛行機が好きではないのだが、さすがに稚内まで鉄路で行くのはキツいので、今回はやむをえず、9時25分羽田発の全日空機で、
稚内空港へとやってきた。
幸い晴天だったため、飛行機はあまり揺れなかった。
飛行機に乗ってたほかのお客さんは、ほとんどが団体客だったみたいで、それぞれの団体の観光バスに向かっていった。
私も一人、宗谷岬を目指そうと思ったが、ここから岬に直通するバスはなかった。
いったん稚内の市街地まで行って、宗谷岬行きのバスに乗るという手もあるのだが、事前に調べたところ、どうも岬へ行くバスは、本数が少ないらしい。
なので、空港からタクシーで行くことにした。
途中、「祈りの塔」の前で黙とう。
1983年の大韓航空機撃墜事件の被災者を慰霊するために建てられたもの。
という経緯を経て、11時54分、宗谷岬にやってきた。
入れ代わり立ち代わり観光バスがやってきて、そのたびこのように、大勢の人でにぎわう。
『風雨来記』という、北海道をバイクで旅するゲームがあったが、現実にもこのように、バイクで観光に来ているライダーのかたが多いようだ。
「日本最北端の地碑」の周りには、この近くから出航してサハリンを探検した間宮林蔵の像や、ダ・カーポが歌った『宗谷岬』の音楽碑も建っている。
日本最北端のみやげ物屋・柏屋で、到達証明書を購入(\100)。
店の奥には、流氷を保管した冷凍室があって、今の時期(9月14日)でも流氷を見ることができた。
白くて平たくて、石けんみたいに表面が滑らかだった。
空港から乗ったタクシーに戻り、稚内の市街地へ向かったわけだが、ここで「日本縦断ゲーセン紀行」のルール説明を。
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで\5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、「ゲーム路銀」は\100ずつ増える。
(ただし、1プレー\50円のゲームなら\50ずつ、1プレー\200なら\200ずつ。ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
稚内(わっかない)
稚内駅着、午後1時4分。
タクシー代は空港から\14,000だったが、宗谷岬に着いた時点で\6,370だったので、宗谷岬からここまでのタクシー代は、\7,630ということにしよう。
これをスタート時のゲーム路銀、\5,000から引くと・・・
いきなり赤字やん。
仕方がないので、北海道にいる間は、ゲーム路銀がマイナスでもOKということにする。
現在のゲーム路銀 -\2,630
ついでだから、もひとつ観光。
駅近くのバスターミナルで、荷物をコインロッカーに押し込んで、バスに乗って、ノシャップ岬へ向かう。
うまくいけば、観光地によくありがちな、古いゲームを集めたゲームコーナーが見つかるかも。
(「日本最短だった稚内公園ロープウェイ」に続く)
※最近の「日本縦断ゲーセン紀行」はこちら。