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怪我を克服し、旅とお酒を解禁。
桜が咲くのを待っていました。満を持して真岡鉄道へ。
寝不足なのでとにかく静かな環境を求めグリーン階下席へ。台車の音は子守唄です。
新宿
荒川
大宮を出ると階下席は計3名に。足を伸ばして寝るぞー。
と思ったら思い出してしまいました。気になって眠れない。
古利根川鉄橋架け替えのための仮線が現れました。
複線分の仮線を用意。
仮設の鉄橋。
合流します。2024年4月29日からは下り列車はあちらを通ることになります。
利根川
結局よく眠れず小山で水戸線に乗り換え。
531系ボックスをゲット。
下館に到着。この光景は以前にも見ていますが機関車・客車・気動車を同時に見られるのはうれしい。
当初久下田でSLの写真を撮ってから市貝町の温泉施設へ向かう計画でしたが、SL列車の当日券が買えたので撮り鉄から乘り鉄に変更。
私はSL世代ではないのでDE10のほうがなじみ。だから「奥出雲おろち」は遠くても乗りに行く価値があった。
常総線が到着。折り返し取手行きはSLと並走することになります。
これで先回りして久下田で写真を撮ってから乗ることも可能ですが、SL列車は自由席なので乗るほうを優先。
気動車の普通列車を見送ったあと入換してSL列車が入線。
やはり桜の時期はいいですね。
気になるのは時刻表。小駅は1分の停車。
こんな感じでボックスが埋まる程度。飾らない50系客車がうれしい。扇風機にJNRマークはありませんでしたが、ちゃんと動きます。老夫婦の男性は「カタカタうるさい」というと女性は「それがいいんじゃない」。女性のほうが長生きするのは納得。ほかのオヤジもよく揺れるだの乗り心地が悪いだの、だったら小田急に乘れと言いたい。
この車両国鉄時代は普通列車用の客車で、関東では「奥利根」「パレオ」が急行用、「大樹」が特急用の客車を牽いています。
なめらかな出だしと軽やかなジョイント音、汽笛とススの匂いが開放した窓から入ってきます。やはり客車はいい。
車内で予約制の弁当やグッズを販売しています。時刻表とカードをゲット。真岡は綿花が名産です。
久下田駅は春の装い。線路わきに桜の木があり、その先の陸橋には撮り鉄がズラリ。
拠点の真岡に到着。やはり駅舎が目立つ。
停車時間中に構内を見回すと、昭和世代の車両がゴロゴロと。ここにはいないけどキハ40系も走っていました。
50系は記憶にありません。
真岡からも多くの乗客を迎え入れ、再度走り出すと右手に桜並木、左手には菜の花畑。取り巻く撮り鉄の皆さま。
西田井で交換のため長めの停車。
ローカル線に似合うサイズ。
この駅には思い入れがあって1988年に一度訪れています。T君とクルマで寄り道したのです。
当時、寺内にも寄っていますね。枠はそのままかも。
深夜の時間帯なので営業列車ではありません。どこで撮ったか記憶にございません。
SL列車は多田羅で見送り。
目指すは町営の温泉施設。現在12時で、16:37発温泉近くのバス停から「芳賀地区管理センター」でライトラインに乗り継ぎ宇都宮から居酒屋グリーンで帰宅という完璧な行程を立ててきました。
時間に余裕があるので撮り鉄が見ていた駅裏の風景を見に行きます。ローカル駅の風情がSLにピッタリ。
マンホールには菊とキジバト。
ぼちぼち歩き始めます。遠くまでジョイント音が聞こえて次の列車が通過しています。1時間に1本程度の運転は立派。
カエル鳴く道はこんな感じ。左側に回り込んで丘に入ったところに温泉があります。
何もないけれど生きのいいタンポポ。
回り込んだ道を振り返ってみる。もう少し。
登り坂になって看板が見えました。なんか書いてあるイヤな予感。
クルマが1台も停まっていません。
全身の力が抜けてしまいました。
設備の故障で急遽休みにしたらしい。クルマできたなら代案もあるけど、路頭に迷った感じ。
市営バスは1時間以上待ち。行き先はどこでもよいが、温泉が休館なのでそもそも運転しているか怪しい。
町営デマンドタクシーの電話番号を見つけてかけてみるも日曜でつながらない。
クルマが行き交う通りまで徒歩10分ほどですが、市貝温泉入口というバス停にバスが来るのは16:37。そもそも1日2本しかない。
代案の温浴施設を探すと芳賀と真岡にあるけれどタクシーで行っても帰りの2次交通が無い。
万策尽きて多田羅駅に戻るしかありません。ライトライン沿いのベルモールに温泉があるのでそこへ行くとして、四角形の三辺をなぞるように下館・小山・宇都宮経由で行くのも悔しい。
それより今来た道を戻って多田羅駅発13:02に乗れるか、すでに時刻は12:43、小走りで戻る。
間に合いました。乗り遅れても39分後にあるところがすごい。
SL帰りの客で車内は満席。
調べると真岡から石橋までバスでショートカットできそう。
(続く)