#2の続きです。


さて、豊橋に戻って、街を少し散策して、お土産を買って、
さあ、帰りの電車に乗ろうとした時、

あっ、市内電車に乗るのを忘れてた…

でも、残念ですがチープな18キッパーは時間が限られるので、今回は諦めて帰路につくことに。

1631発は米原行の新快速
万が一寝過ごしてしまっても大丈夫、とのことでこのまま一路米原までと思っていたけど、気が変わって1728に名古屋で下車
そうてす。
きしめんが食べたくなったのてす。

次の1800発の米原行は30分後
バッチグー(←死語)なタイミングてすね。

久しぶりのきしめん
やっぱり名古屋駅3・4番ホームのきしめんは最高ですな。

ササッと食べ終わり、次の米原行の列に並び始めた時、向かいのホームから
「次の列車は亀山行」とのアナウンス

行きも帰りも同じルートではチープな18キッパーの名が廃る!(笑)

それに亀山を通る関西本線は、明治時代には官鉄(貫徹、完徹…変換してくれへんな…)と真っ向勝負した伝説の関西(かんせい・正確にはくゎんせい、関西学院大の読みと同じ。)鉄道以来の伝統のルートではないか!

というわけで、そそくさと向かいのホームに移動

1802発の亀山行に乗り込みました。

名古屋を定刻に出発したものの3分ほど進んだ辺りで、特にアナウンスもなく突然停車

「何事か」と思ったけど、周りの乗客は誰も気に留めていない様子、というか、みんなスマホに夢中 (ちなみに、近くの座席に坂道系女子のようなめっちゃ可愛い女の子が座っていました。)

すると、「信号待ちのため暫く停車します」とのアナウンス

あー、関西本線は一部の区間を除き単線だったなあ。

この後も桑名までは対向出来る駅では待ち合わせをしながらの運行
これでは時間が掛かるはずですね。

さて、ようやく1857に少し遅れて四日市に到着したけど、なかなか出発しません。

ありゃりゃ、
これでは亀山で接続する1時間に1本しかない加茂行の列車に乗り遅れてしまうかも…。(かも、だけに
と思っていたら、

臨時快速との待ち合わせのため出発が少し遅れる、とのアナウンス

そして、2分後にやって来たのは、
ラッシュ時並みの乗客を乗せた臨時快速・桑名行
これは珍しい。

ちょうど鈴鹿サーキットで日本グランプリが開催されていたようですね。

でも、名古屋まで行かず桑名までとは…。

恐らく、単線のため桑名から先は線路のキャパがいっぱいで、これ以上のダイヤの設定か困難だからでしょう。

毎日このくらいの乗客がいれば、名古屋ー四日市、せめて桑名まで複線化されるのでしょうけどね。
JR東海から「そうは桑名の焼き蛤」と言われそう。

さて、その後、乗客が少なくなった電車は回復運転のためか大きく揺れながらぶっ飛ばし(推定105km/h)、1分遅れで1924に亀山に到着
無事に1927発の加茂行に乗り換えられました。
(まあ、ダイヤがスカスカなので少々の遅れなら待ってるでしょうけどね。)

加茂行は2両編成で、それぞれ15〜20人程度の乗客
そのうち半分くらいがチープな18キッパーと思われます。

途中、柘植で草津線に乗り換えようと思っていたけど、何となく夜の関西本線に乗りたくなったので、このまま乗車して加茂まで。

柘植でそこそこの乗客が降りましたが、その半分くらいの客が新たに乗車してきて出発
夜の柘植駅

途中、まだ夜の8時台なのに、伊賀鉄道との乗換駅である伊賀上野で乗り降りがあった以外、他の駅では目立った乗り降りは無く、これがローカル線の現実なんだなあと痛感しました。


ところで、夜のローカル線の車内は、
コトンコトンというレールの繋ぎ目を越える音
時折唸り声を上げるディーゼルの音
そして駅に着いた時のアナウンス

これら以外は全く音がない世界

まるで無の境地にいるよう。

冥想にちょうどいい感じですね。