鉄道界隈における春のビッグイベントといえば、毎年3月に行われるJRグループのダイヤ改正。そして今年(2024年)の目玉は、何といっても北陸新幹線敦賀延伸でしょう。2015年(平成27年)の金沢延伸から9年を経て、ようやく新幹線未開の地であった福井県にも足を延ばすこととなり、東京方面から北陸地方へのアクセスは、それまでと比べ抜群に良くなりました。

 

他にも山形新幹線に新型車両E8系がデビューしたり、上記の在来線区間に第三セクターであるハピラインふくいが発足したりと、例年に負けず劣らずいろいろな変化がこの春に訪れます。

 

とはいえそれらのほとんどは、静岡在住の私にとっては遠い地の出来事・・・ 直接影響を受けることはほとんどなく、『ふ~ん』って感じになるだけのことばかりかと思います。ただそんな中、1つだけ看過できない変化が、JR東日本における普通車グリーン料金の大幅改訂。改定といえば聞こえはいいですが、要は値上げですよね。値上げ、値上げ、値上げ・・・ 私がよく利用する平日の100㎞以上の区間に関しては、\1,000が\1,550と尋常ではない値上げ幅となってしまってしまいます。こうなると、さすがに今までのような頻度で利用するのは難しく、今回はその値上げ前最後の普通列車グリーン車惜別乗車ということで、北関東への乗り鉄旅に出掛けてきました。

 

『また北関東かよw』

 

そんな声も聞こえ、我ながらホント北関東が好きだなと思わなくもないですが、現行制度で思いきりグリーン車を満喫しようとすると、どうしてもその方面に足が向くことが多くなってしまいます。

 

ということで、徳島行きから帰ってきた翌週の3月13日(水)、早朝の草薙駅から旅のスタートです。

 

 

昨日は全国的に1日雨で、特に関東では一部交通機関に乱れもあったほどでしたが、今は路面こそ濡れたままになっているものの小康状態を保っており、これから先もとりあえずは雨の心配はなさそうです。旅にとって雨ほどイヤなものはありませんからね。降らないことを心から祈ります。

 

 

窓口が開くのを待って、沼津小山間のグリーン券を購入。改訂後は磁気グリーン券がさらなる値上げをすることもあって、おそらくここで購入するのは今回が最後になるでしょう。なんかホント寂しくなるな・・・

 

 

草薙駅からはいつものように5時07分発の始発に乗り、終点沼津駅へ。・・・と思っていたら、定刻になってもなかなか列車は現れません。始発というのに遅れ? しばらくして流れてきた放送によると、どうやら先行の貨物列車が遅れており、その影響を受けてしまっているようでした。

 

なんとも幸先の悪いスタートにはなりましたが、結局4分の遅れで沼津行きはやってきました。沼津駅での接続時間は9分。このままいけば、じゅうぶん間に合うでしょう。

 

それでは気を取り直して、沼津駅へ向かおうと思います。