番外 会社が違う事から変わる所も見られています、JR・福岡市地下鉄姪浜駅で見られる車両交換シーン | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 当ブログでもこれまでもご紹介しておりますように、JR筑肥線と福岡市交通局(福岡市地下鉄)空港線は、昭和58年より相互乗り入れを行っておりまして、西唐津・唐津・筑前前原~姪浜~博多・福岡空港間で運行されている事はこれまでもご紹介しておりました。

 

 この相互乗り入れでは、JR車両(303系電車・305系電車(画像1))では西唐津・唐津・筑前前原~姪浜~博多・福岡空港間を、福岡市営地下鉄の車両(1000(1000N)系電車・2000(2000N)系電車)では筑前前原~姪浜~博多・福岡空港間を運行しております。尚、令和3年3月までは福岡市地下鉄の車両は筑前前原~筑前深江間の運行もあっておりましたが、現在は筑前前原~姪浜~博多・福岡空港間に改まっております。

 

 この運行では、必ず上の画像・以下画像にあります姪浜駅で乗務員交代が行われておりまして、地下鉄線内は福岡市地下鉄の乗務員が、JR線内ではJR九州の乗務員(唐津乗務センター・博多運転区)がそれぞれ担当しております。また、令和3年3月改正では先述の福岡市地下鉄車両の運行区間短縮に加えまして、筑前前原~姪浜間6両によりますワンマン運行も開始されておりまして、これによりまして筑肥線は全線(西線・唐津~伊万里間も含みます)でワンマン運行を行うに至っております(但し西唐津・唐津~筑前前原間は103系1500番台電車3両編成のみ、6両編成は車掌が乗務)

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、令和3年に姪浜駅で撮影しました内容をご紹介しますが、この時には稀に見られておりますこの駅での車両交換による運行の姿も見られておりました。今回はその模様に関しまして、皆様にご紹介してまいります。

 

 

 この日の朝、福岡市地下鉄では、空港線祇園駅にて扉の開閉ができなくなると言うトラブルが発生しておりました。それによりまして、当該列車でありました画像の303系電車K01編成は祇園駅で運行をとりやめるなど、午前中はダイヤが乱れるといった流れが見られておりました。

 

 

 その後はダイヤも回復しましたが、運休列車や運用変更によります車両交換が見られておりまして、それがこれからご紹介する流れでありました。

 

 

 よく見ますとわかりますように、姪浜駅~姪浜車両基地間の上り線には1000N系電車が停車しておりまして、この後姪浜駅から発つために待機する姿が見られておりました。

 

 

 その後、発車標には15時45分発の福岡空港行き(2番ホーム発)の下に1番ホームでの「当駅止り」と表示されておりました(注)。これでこの後この姪浜駅で車両交換が行われる事になる事がわかりましたが、この表示直後より放送では15時52分発の福岡空港行き(522C)が所定の1番ホームから2番ホームに乗場変更される放送が行われておりまして、誤乗しない策が取られてもいました。

 

 

 そして、待機していた場所からヘッドライトを点灯させまして、2番ホームに、車両変更しまして福岡空港行きとなります1000N系電車が2番ホームに入ってまいりまして、この後522Cとして運行されておりました列車の筑前前原駅からの到着を待つ事になります。

 

 この時車両交換しまして福岡空港行きとして運行されておりましたのは、画像の06編成でありまして、到着直後は回 送の表示でありましたが、後に福岡空港の表示に変更されまして、この列車が福岡空港行きとして運行される事がより伺わせる所でもありました。

 

 (福岡空港行きの表示に変更)

 

 

 その直後、今度は3番ホームに303系電車K03編成が姪浜車両基地からやってまいりました。この電車も、同じく別の車(後述)との車両交換のために姪浜駅へとやってきた所でありましたが、今回のトラブルによります車両交換のいきさつを詳しくわからなかったため、なぜこの電車も入ってきていたのだろうか?と思ったほどでもありました。

 

 (交換車両同士の並び)

 

 

 そして、522Cとして筑前前原駅より運行されておりました1000N系電車14編成が姪浜駅1番ホームに到着しました。この編成は姪浜駅止まりとなりまして、この後回送列車として姪浜車両基地へと戻る事にもなります。

 

 (フロントに柱がかかっておりましてお見苦しいですが、あえて掲載しております)

 

 (この後姪浜車両基地へ回送されるため、車両基地方が先頭になります)

 

 

 一方、303系電車K03編成の方も、この後福岡空港駅へと回送される事になりました。地下鉄線内の回送と言いますと、西新駅・中洲川端駅などでの引き上げ線への回送シーンはよくありますが、全区間を回送するという事は珍しいですので、まさにこの時ならではなかったかなとも思う所ではあったように思います。

 

 尚、このK03編成の回送列車は、この後福岡空港駅へ回送されましたが、福岡空港駅で後続の524Cとして運行されました列車(1000系電車12編成運行)と交換されまして、825Cとして筑前深江駅へと運行されておりました。やはり、この代走も先述のように福岡市交車が筑前前原駅以西へ運行されなくなっておりますので、ここで交換が来ていたかとも思わせる所ではなかったかとも思います。

 

 (代走していた1000系電車12編成)~過去撮影

 

 

 さて、303系電車K03編成の回送列車発車後、522Cとして姪浜駅まで運行されておりました1000系電車14編成が一旦引き上げた後に3番ホームへとやってまいりまして、すぐに折り返しまして姪浜車両基地へと回送されて行きました。姪浜駅では、配線の都合上1番ホームから車両基地への回送ができないため、一旦先述の06編成が待機していた上り線へ引き上げまして、そして3番ホームへ入線→姪浜車両基地へ回送といった流れが見られておりました。

 

 

 今回は、過去の撮影画像より、JR・福岡市地下鉄共用駅であります姪浜駅における車両交換シーンや回送列車運行シーンをご紹介しましたが、実際に筑肥線や福岡市地下鉄線内でトラブルが発生しますとこのような姿が見られております。私自身も、この時は本当に珍しいシーンに遭遇したなと思っておりますが、タイトルのように会社も違う事から見られる流れがこの駅で見られておりますので、見ていて納得する部分でもなかったかと思っております。本当に、トラブル事は実際は起こっていけない所ではありますが、それでもそのような姿が見られている事に関しましてはご覧の皆様も存じていただければとも思っております。

 

 (注)ここに出てきております列車番号・時刻は令和3年撮影当時のものです。