豪渓(ゴウケイ)駅近くで撮影してから国道180号線を新見(ニイミ)市方面に走り、高梁(タカハシ)市に入って市街地を抜けて新幡見橋を渡った先の右側に路肩の広くなったとこがあり、そこが次の撮影場所。
広くなった路肩には10台ぐらいの車は駐車できそうです。雪国でよく見るチェーン着脱場のようなものでしょうか? この日は雪は見てないけど、このあたりは国道沿いにこれだけのパーキングエリア的な路肩を作るような観光地、景勝地というわけでもないし。
なんにせよ私には好都合。そこに車を止めて線路際まで移動。



写真奥が木野山(キノヤマ)駅、米子(ヨナゴ)駅方面。手前が備中高梁(ビッチュウタカハシ)駅、岡山駅方面。
写ってる列車は13:04岡山駅始発、13:39備中高梁駅発、特急やくも13号出雲市駅行き。使用車両は381系直流電車。撮影時刻は13:44。後追い撮影です。
写真の左端に写り込んでる黒っぽい車が私の車です。


同じ場所で特急やくも16号を撮ってから国道180号線を新見市方面へ。木野山駅を過ぎて右カーブしながら高梁川を渡り、次の左カーブの先の信号丁字路を右折して再び高梁川を渡り、右に踏切のある丁字路を左折。道なりに進み備中川面(ビッチュウカワモ)駅を過ぎ、その先にある押野踏切が次の撮影地。




写真奥が方谷(ホウコク)駅、米子駅方面。手前が備中川面駅、岡山駅方面。
写ってる列車は12:34出雲市駅始発、14:38新見駅発、特急やくも18号岡山駅行き。使用車両は381系直流電車。撮影時刻は14:57。
押野踏切を渡ってすぐ左側の路肩に車1、2台なら駐車可能です。

蛇足ですが方谷駅の駅名の由来は、幕末の備中松山藩士で漢学者の山田方谷(ヤマダ ホウコク)から。駅近くに彼の居宅があったからだとかで、日本では珍しい人名由来の駅名です。
開業が昭和3年で、当時は人名を駅名にした前例がなくふさわしくないとする鉄道省と、地元の著名人を顕彰したいという地元でかなり揉めたそうです。


2月の伯備線で何が恐いかといったら、雪。なのでこのあたりで伯備線の撮影を終えて国道180号線をUターン。
総社市まで戻り、伯備線の踏切手前の溝口交差点を右折して国道486号線へ。高梁川を渡るまで国道486号線を走り、川辺橋西交差点を左折して堤防道路を走ればすぐに前方に井原(イバラ)鉄道井原線の高梁川橋梁が見えてきます。その高梁川橋梁をくぐった先に鋭角に右折できる三差路があるので、右折してすぐ右側の未舗装部分に駐車。その堤防道路が撮影場所。また三差路のすぐ先で河川敷にあるグラウンドに下りる道があり、そこで駐車と撮影も可能ですが、この時は前年夏(平成30年7月)の西日本豪雨を受けての緊急治水工事中で、グラウンドに下りる道はバリケードが設置されて、工事車両以外は進入禁止でした。





3枚とも写真左手が川辺宿(カワベジュク)駅、井原駅方面。写真右手が清音(キヨネ)駅、総社駅方面。
写ってる列車は16:08総社駅始発、16:18清音駅発、普通列車の神辺(カンナベ)駅行き。使用車両はIRT355形気動車。撮影時刻は16:20。

非電化の、しかも単行列車には不釣り合いな立派な下路トラス橋。しかもトラスを構成する鋼材の間隔が広く、下路トラス橋を「鋼材で車両が隠れる」と敬遠する撮り鉄さんも、ここなら撮影OKかも。もっともいかなる物であれ、車両が隠れるのはNGだという撮り鉄さんもいらっしゃいますが。
私は下路であれ上路であれトラス橋が好きなので、鉄橋との間に遮蔽物がなく、駐車スペースが近くに確保できる場合は撮りたいという衝動に駆られます(笑)。

ついでに言えばこの高梁川橋梁は、カーブしながら高梁川を渡るという、非常に珍しい鉄橋です。また橋梁に敷かれた線路は継ぎ目のないロングレールとなってます。

時間的にこれがこの日の最後の1枚。ホテルを予約してある福山市に向かいます。
先に少し触れましたが、この時は平成30年の西日本豪雨から半年余りのちで、福山市に向かう道中には豪雨災害による復旧工事中の区間がいくつかあり、そのたびに迂回してたので、思いのほか時間がかかりました。

この日の夕飯は福山市の鞆の浦で鯛飯を食べましたが、たしかに鯛の出汁の味はしたけど、鯛の身は入ってたのか、というような鯛飯。美味しかったのは棒々鶏のサラダだけ。なので特に書くようなことナシ。そしてその店はあり得ないような接客態度の悪い店でした。