この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
臨海鉄道と申しますと、JR線では見かけない
独自色の機関車が貨物列車を牽引する場面が
イメージされるかと思われます。
準拠したDE70形機関車が、岡山のDE10に混り
活躍しておりました。
が、現在ではJR貨物のザリガニと殆ど差異の
無いDD200-601へと置き換わり貨物の撮影も
以前ほど個性は失せてしまいました。
そんな水島臨海鉄道、実はDE70形とは別に
DD50形という機関車が在籍しておりまして
以前からワタクシ、その撮影機会を伺っていた
次第でございます。
さて、今回の更新は調子の撮影仲間であるS氏
主催によりますDD50形機関車のフォトランに
参戦致しましたご報告でございます。
という訳で、我々一行がこの日岡山へと訪れた
その目的は、撮影の機会が無かったDD50形の
走行を狙いたいというものでございました。
前回、MRT304を撮影した後に少し待ちますと
DD50形がやって来ます。
早速立ち位置を再び戻しまして、お馴染みの
挨拶ショットから撮影をスタート致しました。
おおよそ本線を走る機会の無い、水臨独自の
外観を持つDD50形機関車が住宅街を走ります
ファーストショット。
朱色の車体に白鉢巻を巻く姿に、円な瞳の様な
前照灯が煌めいております。
前面デッキの無い国鉄DD13形みたいな外観の
小振りな車体が、チラリと見えてワタクシも
テンション爆上がりでございました。
あ、でも横で動画撮影している競馬氏の邪魔に
ならない様お口にチャックして撮影致します。
編成撮影はこんな具合。
背景は住宅地となりますが恐らく普段の運用に
就くDD50形だと、この様な宅地を背にした
撮影は無理でございます。
ですからこの背景は今回の様なフォトランのみ
可能な撮影、と申せましょう。
連写したコマを水増し要員として掲載。
水臨は全線非電化路線なのですが、ここはすぐ
背後に山陽本線が並走しております為に架線が
煩く写ります。
本来ならば非電化らしくないからアカン、とも
なりそうな構図なのですが、今回だけはこんな
シチュエーションこそが特別という事で敢えて
ここへ布陣させていただきました。
自工前で撮影しちゃうと面白みが失せるかと
思いまして。
列車は倉敷市駅の構内に停車、その間は撮影が
し放題という事でしたので我々もすぐに移動し
停車中のDD50形を狙う事に致しました。
水色の車とコラボレート致しましたDD50形。
水臨の前身となります倉敷市交通局の頃に日立
製作所へオーダーされたそうでございます。
車番は初号機がDD503で落成し、その後504〜
506と続き、最後に501号機と計5両が製造され
現在は501号機のみが稼働可能となります。
普段は週に1度倉敷貨物ターミナルと東水島を
結ぶ短距離貨物を牽く以外は、倉敷貨物にて
入換え仕業に就いているそうでございます。
それ故に撮影のハードルが高く、今まで一度も
ワタクシは機会が得られませんでした。
スカート部が警戒模様なのは入換え仕業がある
為なのでしょうね。
今回の〆。
画角を少し変えてもう一度狙いました。
駅でございまして、市駅構内の背景にはJR線が
走っております。
水色の自動車の更に奥、4本目と5本目の軌条が
山陽本線でして、最奥の上へ向けてカーブする
線路が伯備線となります。
普段は静かな倉敷貨物タに引き篭もるDD50形
でございますが、賑やかな倉敷市駅構内では
注目の的となり、JRのホームや列車からも
多くの視線を集めておりました。
いよいよ始まりました、水臨フォトラン撮影。
次回はDD50形が倉敷市駅構内でモゾモゾする
様子を狙いましたご報告となります。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!