滋賀県を走る近江鉄道。古くは貨物輸送もありましたが、今は旅客のみの鉄道会社ですね。地鉄にありがちな経営状態では累積赤字も多大で、この春から新しい経営方法で再出発しました。運行と設備等の分離。上下分離方式で主に運行に重点を置く方法に切り替わりました。
ただ、動かしている車両も最近はJR東海から譲渡された211系にスイッチをしようとしている三岐鉄道と同じく元西武の車両を使用しています。いずれこれらの車両も老朽化は避けられず置換の問題も出てくると思います。その際は分離したとはいえ、また協議となるのでしょうか?ともあれこれからの近江鉄道にも注目です。そんなレポートをお馴染みの「ふたまたせん」さんから。
本日は近江鉄道の話です。この新年度から公有民営のいわゆる「上下分離方式」に移行した新生・近江鉄道がスタートし、6日に出発式がありました。赤字ローカル線存続の切り札として注目されている”上下分離方式”というのは、車両や線路、施設等(下)は、鉄道会社から切り離し地元自治体等に無償譲渡して公費で維持し、鉄道会社はそれを借り受ける形で運行(上)だけに専念するというものです。
全国的には、すでにこの方式で再スタートをしている鉄道会社もあって存続の危機にある地鉄の赤字ローカル線が、近江鉄道も含めてこの方式で生き残って欲しいものです。画像は、近江八幡、八日市、貴生川等の駅からです。
※撮影は全て「ふたまたせん」さんです。