今回から本格的に阪急堪能編をやっていきます。まずはこの京都河原町駅から9300系の準急に乗って大阪梅田まで向かいます。「特急」ではなくて「準特急」です。関東の方にとっては「準特急」という種別名は京王のイメージが強いだろうですが、その京王の準特急は種別名としては2022年3月のダイヤ改正で廃止。(旧来の準特急の停車駅の奴が「特急」と名乗る形で統合) その9か月後(2022年12月実施)の阪急ダイヤ改正で旧来の快速急行を準特急に改称する形で名前として復活されて鉄道ファンをざわつかせたのが少し前の話ね。阪急では今年7月から新型車両2300系の運行開始と座席指定車両プライベースの導入(ということは7月にダイヤ改正やるの確定やんけ。阪急界隈の皆さん覚悟?していてください)を控えており、快速急行を準特急に改称したのもそれを見据えてとのことになっています。(なお特急の停車駅に加えて西院と大宮にも停車だが、桂以西は特急と同一停車駅)

 

9300系の車内は特急用車両とのことで名鉄1200系一般車などよろしくクロスシートとなっています。(車端部はロングシート)一方でドア数は3ドアとなっており、快適性と乗り降りのしやすさを両立していますね。かつては6300系という2ドアの車両で運用されていましたが、阪神淡路大震災以降は社会情勢の変化や競合するJRの新快速の台頭の影響を受けてダイヤ改正の度に特急の停車駅が増えていったこともあり、9300系は3ドアで製造されました。(そういえば未だ2ドアの京阪8000系、まだ先の話だろうがこれを置き換える車両も3ドアになるのかな…)

 

2000年代の車両としては先進的とも言えた車内LCDもありますが、2010年代以降の車両たちのそれと比べるとやや前時代的な画質とデザインとなっています。

 

淡路駅付近では高架化工事も進行中。完成すれば名鉄の知立駅共々要塞駅となるのは確実です。しかし例によって高架化工事は難航を極めて完成延期を繰り返し、完成するのは確実に2030年代になってからだという…(大丈夫だ、名鉄知立もまだまだ完成するのは先だろう(爆))

しかし土曜日の阪急の混雑をなめていました。クロスシートで詰め込みが効かない分高槻市ぐらいでは満員状態になっていたかと。もともと他都市も含めて土休日午前中の都心方面の電車は混雑しやすいですが、(阪急京都線の場合は起点も終点も都心だからな…)この後も阪急の混み具合には結構苦しめられることに。(この調子だとJRの新快速はさらに混雑しているんだろうなぁと俺は思った)

 

というわけで阪急大阪梅田駅に到着。9番線まである日本最大の頭端式ターミナルとしてもお馴染みですが、ここからはすぐに折り返して宝塚線に乗ります。