浦幌町立博物館で「浦幌・十勝の鉄道120年」という展示を行っています(~4/14)。
3月に続いて、2回目の関連講座があったので参加しました。
前回のときから展示替えもありました。
講座については、鉄道史資料の保存のお話だったので、講座の写真はありません。
記憶に残っていることをいくつか紹介します。
○鉄道史資料の種類・分類について
旧鉄道博物館が用いていた資料分類表に基づいての説明。
○一次資料と二次資料
博物館では当たり前のことかもしれませんが、意識はあまりしていませんでした。
・一次資料はオリジナルのデータが記述されているもの。
北海道拓殖鉄道関係の資料があり、調査研究しているようです。
いろいろな簿冊等の実物も見せていただきました。
・展示してあった拓鉄関係の資料より
路線平面図(屈足~十勝川)
列車運行図表
名前を忘れました。距離や勾配など。
(佐幌~鹿追) 熊牛駅が見あたらず、熊牛駅がどちら側かわかりませんでした。
(瓜幕~中瓜幕) 中瓜幕駅は線路の南側だったようです。


JR上厚内駅の跨線橋の銘板。跨線橋の設置は1970年代なので、他からの転用。
十勝の鉄道の資料が、札幌の道立文書館にあったりするそうです。
・二次資料は、本などにまとめてあるもの。我々が接するのはこちらが多いです。
写真を撮らなかったので自宅で撮影。
左の「尺別駅と直別駅」は展示されていました。
○資料の保存と博物館
特に地方の博物館の使命などをうかがいました。
清水町の図書館にビートを運んだ貨車 ト70の模型があるそうです。
太平洋石炭販売輸送(臨鉄)の石炭を運んだ貨車は残っていないとのこと。
十勝にもありますが、個人の博物館は、貴重な資料が集められています。
本人がなくなった後、資料の散逸などの心配があるそうです。
(写真の説明文が欠けてしまいました)
○写真はありませんが、記憶に残ったのは、1両だけつくられ車両のことです。
・1966年ED75 501 北海道が電化されたときに作られた電気機関車
電波障害の発生などがあり、一両で終わったようです。
・1967年クサ9000 ピギーバック輸送用
国鉄とつながっている雄鉄、尺鉄、十鉄、拓鉄なども輸送を認めていたらしいです。
(正式な用語は忘れました)
たくさんの資料の例を挙げていただきました。元の資料をさがしたりするのも大変そうに感じました。
結果を知れば十分という身なので、調べる苦労は分かりませんでした。
保存車両や車両の色の話など、たくさんのお話がありましたが、細かな内容の多くを忘れてしまいました。
紹介は一部でしたが、詳しい説明をしていただきありがとうございました。