北大阪急行電鉄 大阪市高速電気軌道 御堂筋線での線内折返し運用登場 | ふなたんのブログ

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令和6年3月25日(月)より,大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)御堂筋線天王寺駅-中津・新大阪駅と線内で完結する列車に,御堂筋線と相互直通運転を行う北大阪急行電鉄(以下,北急と略)の車両が運用に就きはじめました。

 

北急の車両はながらく御堂筋線なかもず駅-北急南北線千里中央間全区間運転する列車で運用され,運転区間が御堂筋線のみとなる列車の運用に就くのはダイヤ乱れによる代走など限られたときのみでした。

 

令和6年3月23(土)北急南北線千里中央駅-箕面茅野駅間2.5㎞が延伸開業,あわせてダイヤ改正が御堂筋線と南北線で行われました。

 

このダイヤ改正により車両運用が変わり,平日ダイヤで新たに御堂筋線天王寺駅-中津・新大阪駅間で同線内で完結する列車に北急の車両の運用が設定されました。

 

お互いの車両走行距離を平均化するための措置と思われます。

 

営業キロは,御堂筋線江坂駅-なかもず駅間24.5㎞,南北線江坂駅-箕面萱野駅間8.4㎞です。

 

ダイヤ改正後初の平日ダイヤとなった3月25日(月)は,9000形9002・9005・9006編成,4月2日(火)は,8000形8007編成,9000形9002・9005編成,4月5日(金)は,9000形9001・9003・9005編成が,御堂筋線線内完結する運用に就いていました。

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▲御堂筋線天王寺駅-新大阪駅間の線内折返し運用に就く9000形9005編成,「天王寺」行(新大阪駅14:25発-天王寺駅14:49着)。

画像は新ダイヤ後初めての平日ダイヤとなった3月25日(月)に御堂筋線内完結運用に就く9000形9005編成。延伸開業に備え増備された9000形3編成のうちの1編成です。

令和5年8月1日(火)から「箕面ラッピングトレイン」として運転を開始。箕面市のPRキャラクター「滝ノ道ゆずる」と「モミジーヌ」をラッピングした『ゆずるとモミジーヌ仲良しトレイン号』です。なかもず方2両(9905・9805号車)は「滝ノ道ゆずる」のラッピングが行われています。 3月25日(月)御堂筋線西中島南方駅にて

 

▲9000形9005編成,「新大阪」行(天王寺駅14:57発-新大阪駅15:20着)。『ゆずるとモミジーヌ仲良しトレイン号』。新大阪・箕面萱野方2両(9005・9105号車)は「モミジーヌ」をラッピングが施されています。「箕面ラッピングトレイン」は令和7年3月末まで運転される予定となっています。3月25日(月)西中島南方-中津間にて

 

▲9000形9005編成,「新大阪」行(天王寺駅14:57発-新大阪駅15:20着)。『ゆずるとモミジーヌ仲良しトレイン号』の両先頭車両(9005・9905号車)の前面には「滝ノ道ゆずる」と「モミジーヌ」が描かれているヘッドマークが掲出されています。

3月25日(月)西中島南方駅にて

 

9000形9005編成『ゆずるとモミジーヌ仲良しトレイン号』,「新大阪」行(天王寺駅14:57発-新大阪駅15:20着)と9000形9004編成,「なかもず」行が離合します。
3月23(土)ダイヤ改正から北急の車両の運用が増え,平日ダイヤ日中時間帯に画像のように御堂筋線内完結運用に就く車両と,直通運転運用に就く北急の車両同士の並びを見ることが出来ました。 4月5日(金)御堂筋線西中島南方駅にて
 

▲9000形9005編成,「なかもず」行(新大阪駅15:29発-なかもず駅16:11着)。御堂筋線内完結運用を4往復半行い,当列車でなかもず駅へ向かいます。折返し箕面萱野行となり再び北急南北線と御堂筋線との相互直通運転の列車となる運用です。 3月25日(月)西中島南方駅にて

 

▲9000形9006編成,「新大阪」行(天王寺14:25発-新大阪駅14:48着)。「箕面ラッピングトレイン」の『箕面四季彩もみじ号』で令和5年9月25日(月)から営業運転を開始しています。早速ダイヤ改正後初の平日ダイヤとなった3月25日(月)に御堂筋線内完結運用に就いていました。 3月25日(月)西中島南方駅-中津駅間にて

 

▲9000形9006編成,「天王寺」行(新大阪駅14:57発-天王寺駅15:21着)。「箕面四季彩もみじ号」は新大阪・箕面萱野方2両(9006・9106号車),天王寺・なかもず方2両(9906・9806号車)が,紅葉を基調に、明治の森箕面国定公園や日本の滝百選に選ばれた箕面大滝など、箕面の美しい四季の移ろいを鮮やかなグラデーションで表現されています。

3月25日(月)西中島南方駅にて

 

▲新大阪駅に到着した9000形9005編成,「新大阪」行(天王寺駅15:29発-新大阪駅15:52着)。このあとY線(引上げ線)へ入線するため,乗務員は車内に乗客が乗っていないかを確認しています。 3月25日(月)

 

新大阪駅Y線へ到着した9000形9006編成。折返し天王寺行となるので行先表示は「天王寺」へと切り替わっています。 3月25日(月)

 

▲新大阪駅構内Y線に停車中の9000形9006編成,「天王寺」行(新大阪駅16:02発)の横をOsaka Metro御堂筋線21系第09号編成21909以下10連,「なかもず」行(箕面萱野駅15:39発)が横を通り過ぎていきます。 3月25日(月)

 
新大阪駅Y線で待機中の9000形9005編成,「天王寺」行(新大阪駅16:02発)の横をOsaka Metro御堂筋線30000系(31系)第19号編成,「箕面萱野」行(なかもず駅15:15発)が通過していきます
これまでは新大阪駅Y線に御堂筋線の車両が停車中の横を北急の車両が通り過ぎていましたが,令和6年3月23日(土)ダイヤ改正から平日のみ,この光景が見られるようになりました。
3月25日(月)
 
▲新大阪駅Y線を発車し新大阪駅1番線へ向かう9000形9005編成,「天王寺」行(新大阪駅16:02発-天王寺駅16:25着)。 3月25日(月)
 
9000形9006編成9006号車の乗降扉上部の案内表示器(液晶ディスプレイ)にも「駅ナンバリング番号と天王寺ゆき」の表示。見慣れていないので新鮮です。

「箕面ラッピングトレイン」では、車内広告も統一したデザインで、1年を通じて楽しめる箕面市の観光スポットを紹介しています。 3月25日(月)

 
9000形9002編成,「新大阪」行(天王寺駅15:21発-新大阪駅15:45着)。3月に定期検査を終えたばかりで,車体や台車・床下機器が綺麗な状態で御堂筋線内完結運用に就ています。検査を終えた直後のためか前面に延伸開業記念ヘッドマークの掲出は行われていません。
3月25日(月)西中島南方駅にて
 
9000形9002編成の側面行先表示器。これまで北急の車両で「新大阪」表示はダイヤ乱れ等限られた時にしか見る機会がありませんでしたが,ダイヤ改正で平日ダイヤだけですが見ることが出来るようになりました。 3月25日(月)
 
新大阪駅Y線に到着した9000形9002編成。折返し時間まで待機します。 3月25日(月)
 
▲待機を終え新大阪駅Y線から動き出した9000形9002編成。「なかもず」行(新大阪駅15:53発-なかもず駅16:35着)として折り返します。 3月25日(月)
 
9000形9002編成,「新大阪」行(天王寺駅14:17発-新大阪駅14:40着)。3月25日(月)の時点では延伸開業記念ヘッドマークは掲出されていませんでした。後日記念マークの取付を行い,4月2日(火)は御堂筋線内完結運用に就く姿を見れました。
 
新大阪駅Y線に入線していく9000形9002編成(天王寺駅14:17発-新大阪駅14:40着)。ダイヤ改正で北急の車両が新大阪駅Y線に入線する光景が定期的に見られるようになりました。4月2日(火)
 
新大阪駅Y線で待機中の9000形9002編成,「天王寺」行(新大阪駅14:49発-天王寺駅15:13着)の横をOsaka Metro御堂筋線21系第17号編成,「なかもず」行(箕面萱野駅14:27発-なかもず駅15:27着)が通り過ぎていきます。4月2日(火)
 
新大阪駅Y線で待機する9000形9002編成,「天王寺」行(新大阪駅14:49発-天王寺駅15:13着)の横を箕面萱野へ向かう9000形9007編成『箕面四季彩もみじ号』「箕面萱野」行が通っていきます。
ダイヤ改正で新大阪駅Y線で待機中の北急の車両と,その横を別の北急の車両が通り過ぎていく光景が誕生しました。4月2日(火)
 
新大阪駅Y線を発車する9000形9002編成,「天王寺」行(新大阪駅14:49発-天王寺駅15:13着)。4月2日(火)
 
新大阪駅Y線と下り線をつなぐ分岐器(ポイント)を通り新大阪駅1番線へ入線する9000形9002編成,「天王寺」行(新大阪駅14:49発-天王寺駅15:13着)。4月2日(火)
 

▲9000形9001編成,「新大阪」行(天王寺駅14:25発-新大阪駅14:48着)。南北線延伸開業に向け平成26(2014)年4月から投入が開始された9000形の第1編成。南北線開業時に投入された2000系以来のステンレス製の車体を採用し「POLESTAR II」の愛称があります。

4月5日(金)御堂筋線西中島南方駅-中津駅間にて

 
9000形9001編成,「天王寺」行(新大阪駅14:57発-天王寺駅15:21着)。
車内の内装は,木目調の化粧板やゴールデンオリーブ色のシートといった北大阪急行車両の伝統を踏襲しています。車内照明には,通勤車両では初めてとなる調色・調光可能なLED照明を導入しています。 4月5日(金)御堂筋線西中島南方駅にて
 

▲9000形9003編成,「新大阪」行(天王寺駅14:57発-新大阪駅15:20着)。平成28(2016)年に登場した第3編成からは車体全体をラッピングしたデザインに変更されています。車内は,第1・2編成で設置されていた座席中央のスタンションポール(縦手すり)の設置をやめ,座席の幅を短くし乗降扉付近の立ちスペースを広げ,乗降をスムーズにするなどの変更が行われています。 4月5日(金)御堂筋線西中島南方駅-中津駅間にて

 
9000形9003編成,「天王寺」行(新大阪駅14:25発-天王寺駅14:49着)。
9000形第3・4編成の外観は「竹林」をテーマとし,側面上部に「菊炭色」,側面窓周りには濃いマルーン系の地色に竹柄のグラフィックとグラデーションをアレンジしています。
腰部は8000形「ポールスター」でも馴染みのある「マルーン」・「アイボリー」・「レッド」の3色を組み合わせています。
また,先頭部は「マルーン」をベースとした配色でまとめ,全体的に「落ち着き」のあるカラーリングとなっています。 4月5日(金)御堂筋線西中島南方駅にて
 

▲8000形8007編成,「新大阪」行(天王寺駅13:53発-新大阪駅14:16着)。8000形は9000形と異なり前面にヘッドマークステーが無いため,前面扉に延伸開業記念ステッカー(デザインはヘッドマークと同じ)を貼付けています。

8007編成は,平成30(2018)年に座席と化粧板の交換など車両内装の補修,吊手の増設,ガラスの取替,床敷物の更新,行先表示装置のフルカラーLED化,側窓の日除けを引上げ式カーテンに変更,運転台表示器,蓄電池,調圧器装置の更新などのリニューアル工事が行われました。 4月2日(火)御堂筋線西中島南方駅-中津駅間にて

 
8000形8007編成,「天王寺」行(新大阪駅14:25発-天王寺駅14:49着)。運転士が信号を指差し確認を行い天王寺駅へ向け,列車を出発させます。
8000形は3編成在籍と7編成在籍する9000形より少ないため,御堂筋線内完結運用に就く機会は,若干少ないと思われます。
3編成在籍する8000形はリニューアル工事時に外板の塗装を車体ラッピングに変更しています。デザインは塗装時代と変わらず,一見しただけではラッピングを施していると気付かない仕上がりとなっています。
8007編成は,令和2年にTASC装置の新設が行われています。
4月2日(火)御堂筋線西中島南方駅にて