1999年05月 北越急行・ガーラ湯沢・わたらせ渓谷鉄道・251系ビュー日光

 平成11年のゴールデンウィークは、未乗区間の乗りつぶしのため、北越急行とガーラ湯沢、わたらせ渓谷鉄道という変わった組み合わせで出かけました。

平成11年5月越後湯沢・日光

平成11年(1999年)5月2日(日)

 当日朝にツーデーパスと行きの乗継特急券を購入。新幹線は、特急料金節約のため上野からの乗車を考えていたが、先程電話で指定券の発売情況を確認したら「あさひ317号」は満席とのことで、自由席も混雑が予想されるので、念のため東京発にした。

 犬の散歩の後、朝食と出発準備。飲み物を買って乗車。

◎東逗子10201125 東京  千葉行1032S  E2171115両編成  先頭11号車=クハE217-33

 当初予定より1本後の列車になった。東逗子から乗車してみると、案に相違して混んでいる。先頭車でも70%ほどの乗車率。

 逗子では、1番線ホーム横の側線跡に月極駐車場を作っているところだが、駐車枠のラインも引かれ、完成に近いようだ。

 戸塚でほぼ満席になり、若干の立客あり。行楽客と見られる人もいる。

 天候は晴れ。外は暑いくらいで、車内は冷房が少し入っているようだ。

 東京で乗り換え。横須賀線が1本後になった(大船や戸塚で東海道線上りへの接続もない)ので、東京では7分接続。速足で新幹線ホームへ。

 

◎東京 11321248 越後湯沢 あさひ317号 新潟行幹317C  20012両編成  11両目2号車=226-1066

 東京駅にも新幹線自動改札が導入されたところで、数人の案内員が、乗車券と特急券を重ねて入れるように案内している。しかし、2枚重ねだと入りにくかった。

 20番線ホームに上がったのは発車3分前だったが、列車のドアが開いたのは発車2分前。せわしなく乗車した。2号車(禁煙自由席)車内は95%以上の席が埋まる。2号車11B席(進行右側3人席の中央席)に着席。まだ全員が着席し終わらないうちに発車。

 間もなく地下線に入り、上野停車。更に若干の乗客。デッキには立ち客もいるようで、やはり東京から乗車したのは正解のようだ。

 再び地上へ。右側には埼京線の線路が並走する。空は相変わらず晴れている。北戸田付近で検札。

 大宮に近付いて減速。右手には建設中の埼玉アリーナがすぐ近くに見えた。

 大宮からは多くの人が乗車。通路にも人が立つ。この混雑では車内販売も来ないかもしれない。

 熊谷通過の辺りから線路周囲の家並みが疎らになってきた。高崎付近だけはビルが立ち並ぶが。

 1223高崎通過。「あさま」とすれちがう。間もなく長野新幹線と分岐。1225頃から長いトンネルに入る。5分近くかかって通過するとまたすぐにトンネル。トンネル通過中に、車内販売が混雑する通路を通ってきた。飲み物、おつまみ、サントウィッチが中心で、弁当は恐らく売り切れたのだろう。結構利用客は多い。最初は新幹線車内で昼食にしようと思っていたが、もうじき着くので、何も買わなかった。

 トンネルを2~3箇所通過すると、上越国境の山並みが近付いて来たのが見える。さすがに5月に入り、残雪は殆ど見られず、新緑が目立つ。

 1236上毛高原通過。すぐに大清水トンネルに入った。

1247に大清水トンネルを出るとすぐ目の前が越後湯沢。ホームからもトンネルの入り口が見える。

◎越後湯沢 12561348 直江津 はくたか10号 金沢行特急1010M  4858両編成 最後車8号車=クハ481-306

  回収される新幹線の切符等を撮影。在来線との乗り換え口も自動化されているが、大変混雑している。発車1分近く前にホームへ。自由席はデッキまで満員。

 直江津までデッキの降り口に立つ。それでも検札は来た。

 周囲の山々は殆どが緑で、所々に残雪が見える程度。線路脇も、日陰の1~2箇所だけ僅かな残雪が見られた。沢を雪解け水が大量に流れる。特に十日町・まつだい間のトンネルの間から見える沢がきれいだ。

 直江津下車。はくたかと、後続の白鳥を撮影。

 直江津駅は工事中。以前来たときに撮影した駅舎は無く、プレハブの仮の建物になっている。


 こちらは平成8年(1996年)2月の直江津駅。

◎直江津 14161449 まつだい 六日町行841M HK-100 2両編成ワンマン 先頭=HK100-9

 直江津で駅弁を買って乗車。先頭車両は転換クロスシート(後ろの車両はセミクロス)で、60%位の乗車率。少し後ろの方の席だが、前方の景色を望め、プレイステーションの電車でGO!で見た景色が広がる。ワンマン列車のため無人駅では前乗り前降りで、前のドアだけが開閉する。

 大池いこいの森駅の周囲には駐車場と、少し離れて変電所が見えるのみ。

 虫川大杉ではボンネット型の特急はくたかと交換。臨時のはくたか82号のようだ。やや塗装が褪せている。 トンネルが増えてきて、まつだいで下車。

まつだい駅は普段は無人駅のようだが、今日は駅員が出ていて、賑わっている。道の駅が併設されている(道の駅の方が平成7年開業で、平成9年に開業した鉄道の駅より若干古い)。鉄道の駅よりも道の駅の部分の方が大きな建物である。

駅前には工事用?の車両が保存されている他、ほくほく線開業の記念碑が建っている。

 記念撮影後、駅に戻り、券売機で越後湯沢までの切符を購入。駅にいた人と少し話す。ガーラ湯沢の営業部長をしていたとのこと。JRから北越急行に出向になったのだろうか。あるいは定年後の再就職か。

 列車撮影のため早めに改札を通った。ちょうど六日町からのまつだい止まりが到着したところ。

 ホームにいた乗務員から、信号を撮るように勧められた。はくたか83号が間もなく通過するため、信号の表示が青2つの「高速進行」になっており、これは津軽海峡線とこの北越急行でしか使われていないそうだ。

信号を撮っているとすぐにはくたかが通過した。

 列車に入り、直江津の駅弁を食べた。

 

◎まつだい 15261621 越後湯沢 越後湯沢行843M  HK100 2両編成ワンマン 先頭=HK100-5

 弁当を食べている間に発車。

 運転席には大きなモニターがあり、運転時刻表等を表示している。

 トンネルを幾つか抜けて十日町停車。直江津方面へのはくたかの通過待ち。

しんざを出るとトンネル区間に入る。トンネル内の信号所で反対列車通過待ち。通常は3分停車らしいが、列車遅延の無線が入り、車内放送でもその旨知らされる。トンネル内の通過列車をシャッター速度5秒で撮ったが、擦れ違いの風圧でこちらの列車が揺れたので、ぶれた。

 魚沼丘陵から正面を見ると、遠くの山の上のほうは雪が残っている。

 六日町から上越線に入る。ATS-P区間が終了し、一般のATS区間に入る。確認のベルとチャイムの音が鳴る。

 塩沢から越後湯沢まで、川沿いの緩やかな渓谷を進む。六日町の停車時間を短縮したためか、定時に回復したようだ。

 越後湯沢では発券に手間取ったようだ乗り越しではなく別途の切符が出てきたが、まあいいか。 

越後湯沢 16301633 ガーラ湯沢 たにがわ447号 ガーラ湯沢行 特急447C 200系12両編成11両目2号車=226-161

 東京から到着した乗客が降り、車内はがらがらに空いている。2号車の乗客は僅か2名。巡回に来た車掌は、越後湯沢で降り損なった客と思ったらしい。もう1人の客もスキーとは無関係でただ乗りに来た客らしい。

 列車はゆっくりと上越新幹線の下をくぐってガーラ湯沢のホームに到着。ホームで記念撮影。

 駅の中はシーズンが終わりかけて、やや薄暗い感じ。ショップでは閉店セールをやっている。スキー用品のレンタルコーナーは閑散としていて、営業しているのかどうか不明。思ったよりは多くのスキー客がいる。3階のガーラの湯は営業中だが、入場料が1300円と高いので敬遠。ゲームコーナーには旧「電車でGO!」がある。

 1階へ降りて駅の外に出ると、眼下に川沿いの道路や線路が見下ろせる。時間を調べて、望遠で上越線の下り普通電車を撮った。



 ショップでルのTシャツを購入。VIEWカードを出したら1割り引きになった。

 

◎ガーラ湯沢 17411744 越後湯沢 たにがわ450号 東京行 特急450C 20012両編成2両目2号車=226-161

 折り返しの列車で越後湯沢に戻る。来た時よりは多いがそれでも数人の乗客。

 越後湯沢下車。記念オレンジカード(北越急行開業2周年記念、SLばんえつ物語号運転開始記念)は売り切れのようだ。

 

 駅西口から坂を少し上って18時過ぎに新ゆざわ荘に到着。食事は1階食堂で、チェックインの際に希望の時間を聞かれたので午後7時からとした。

 3階の「大峰」という部屋に入る(部屋の表札の表記は大嶺)。予約のときに電話で言われていたが、6畳の小振りな部屋。トイレや洗面は共同。部屋には電話、冷蔵庫、ポット、金庫(無料)、テレビ(無料)がある。小さなタオルと歯ブラシセットがついている。

 しばらくテレビを見て1840分頃に風呂へ行き、簡単に入浴。小さな露天風呂が付いているが、家族連れが入っていたので、後にすることにした。

 風呂を出て部屋に戻ると間もなく19時。家に電話してから食堂へ。入り口すぐのテーブルに「大峰」の札が置いてあったので着席。料理の大部分は並んでいたが、しばらくすると係の人がきて小鍋?に点火し、残りの料理やデザートを持ってきた。

 メニューはご飯、味噌汁と、おかず7品、デザート。飲み物はチェックイン時に烏龍茶を頼んでおいたのが出てくる。おかずは、刺身、スモークサーモンプラスイクラ、野菜物2種、豆腐の形をして茶わん蒸しのような味のするもの、野菜に生卵が入ったもの、肉の入った鍋物、あとは失念。ご飯は魚沼産コシヒカリと表示してある。満腹。

 1940頃に部屋に戻るといつの間にか布団が敷いてある。他の旅館でもそうだが、考えてみれば魔法のようだ。

 20時半頃に駅の方へ外出。門限は22時。駅構内のゲームセンターは19時に終了済、売店も一部閉まっている。駅構内の売店と駅前の土産物店で土産を購入。駅売店で自宅用に湯沢限定と書かれていた地酒「駒子雪」と、越後名産「飴もなか」を、駅前の土産物店で窓口用に「越後地酒餅」。近くのセブンイレブンで飲み物を買って宿に戻る。戻る途中の田の中から、蛙の鳴き声が響いていた。

 2130過ぎに再び風呂へ。内風呂はやや熱目だが、露天風呂はかなりぬるい。その代わりゆっくりと入れるが。 22時近くに部屋に戻り、しばらく寝転がる。

 23時を過ぎてから風呂へ。22時をもって男女の浴室が入れ替わっているのでもう一方の方にも入れる。この時間は誰もいなかった。こちらの方が見た感じ広く新しい。露天風呂も温泉の湯が常に流れ込んでおり、先程のよりも温度が高い。

 真っ暗な裏山を眺めながら、出たり入ったりした。風呂を出てから歯磨きをして2415消灯。

 

平成11年(1999年)5月3日(月祝)

 650起床。朝風呂に入った。既に入っている人がいる。

 730朝食。通常は8時からだが、809の列車に乗ると言ったら730からにしてもらえたのである。和食で、ご飯と味噌汁の他、鮭、トマトとハムのサラダ等。

 755にチェックアウト。セブンイレブンに寄ってから駅へ。

 


◎越後湯沢 809848 水上 水上行1724M 115系5両編成 先頭=クモハ114-1505

 ホーム階段上から駅と残雪の残った山並みを撮影。

 車内は30%強の乗車率。進行方向右側のボックス席に座る。

 岩原駅近くには尖った屋根のバンガローが並ぶ。しばらく走ると、青い旧型客車が並んでいる。何かの施設に使われているのだろうか。越後中里や土樽付近の線路脇や林の木々の間など、日の当たらない場所にはまだ雪の固まりが残っている。

 土樽を出ると、右手の下り線に「新清水トンネル」の看板が見えた。こちらもすぐに清水トンネルに入った。829トンネル内の信号所を通過。新清水トンネルで上越線が複線化する前はここで上下線列車の交換が行われていた。長い列車でもすれちがいが出来るように、有効長は長く取っている。トンネルを出るとすぐ、834土合着。839頃、右の眼下に、これからループ線で下っていく先の線路が見えた。

 ループ線を下って、鉄橋を渡ると湯檜曽。すぐ脇に下り線の新清水トンネルの入り口がある。

 終点水上で乗り換え。

 

◎水上 855945 新前橋 高崎行730M 115系4両編成3両目=モハ115-1081

 同じホームで、緑と白の新潟色の電車から、湘南色の電車に乗り換えた。珍しいことに、ホームのちょうどドアが来る位置に緑色の足拭きマットのようなものが付いている。乗り降りの際に雪で滑らないようにとのきめ細かい配慮だ。進行左手のボックス席を確保。

 しばらく川沿いをのんびりと走るが、沼田辺りから急に混みだした。渋川手前の敷島で満席。列車はその後も川に沿って走り、時折鉄橋で対岸に渡る。緑色の水面が見える。渋川からは平野を走る。

 新前橋で下車。両毛線の列車まで40分近い待ち時間がある。駅の周囲には自動車試験場などがあるが、大きな店はない。


 SL奥利根号が新前橋10111017発。これを撮影してから、その後に来た小山行に乗る。

 

◎新前橋 10231056 桐生 小山行447M 115系3両編成 最後車=クハ115-1026

 80%以上の席が埋まり、混雑している。ドア近くに立つ。

 前橋~駒形間だけ複線になっている。ずっと平野部を走る。周囲に山は見られない。畑が多く、その合間に住宅が固まっている。

 桐生の1駅手前で座れた。

 

 桐生駅近くに鉄道部品の店があったはずだが、最近の雑誌には広告が見当たらなかったので詳しい場所は不明。駅周辺を探してみたが、見付からなかった。マクドナルドでダブルチーズバーガー1つ購入。駅前で右翼系政治団体の人が演説をしていた。

 

 桐生駅窓口でわたらせ渓谷鉄道10周年記念オレカ2種類を各1枚購入した。わたらせ渓谷鉄道の1日乗車券も売っていたが、片道では元が取れないので普通乗車券にした。

 

◎桐生 11571229 水沼 間藤行723D わ89型2両編成

 混んでいるが左窓側の席を確保。車両は転換クロスシートでトイレ付。ワンマン扱い?だが若い車掌が乗務し、車内補充券を販売していて忙しそうだ。相老で満席。相老では臨時切符売り場が設置されていた。次の大間々からも多数が乗車し、ドア付近にも多くが立つ。

 やがて右側に渡瀬川の渓谷が広がってきたが混雑しているので、よくは見えない。

 水沼で下車。桐生で買ったダブルチーズバーガーを食べてから駅に併設の水沼温泉センターに入った。

 入場料は3時間で500円。他に1日料金等もある。中はバブルジェットバスと小さな露天風呂、冷水風呂、サウナが付いた浴室と、露天風呂「かっぱの湯」が別になっている。30分余りの間に両方入った。

◎水沼 13301427 間藤 間藤行725D わ89系3両編成 中間車=わ89-311平成2年富士重工

 満席に近いが、3両つないでいるためか、ほぼ全員が着席できている。この車両はセミクロスシート。入り口付近のロングに座る。

 乗車してから間藤までの乗車券を購入。細長い券に車掌がパンチで穴を開ける、昔ながらの補充券。

 発車後、渓流沿いにゆっくりと走る。だんだんと山深いところになってくる。神戸を出ると、長いトンネルを通ってダムの脇を抜ける。途中で鉄橋を渡り、一時渓流を見下ろせるところを通った。所によっては、巨大な岩(直径2~3mはありそう)が、たくさん転がっていた。通洞付近からは鉱山施設の跡が見られるようになってきた。

 終点の間藤で下車。記念撮影後、足尾本山の方へ歩いてみることにした。線路は足尾本山まで通っているが、旅客営業はずっと昔から休止されていて(貨物は更に前から廃止されている)事実上の廃線状態になっている。通洞から日光方面の清滝に行く経路から間藤や本山は分岐した谷の奥の方にあるが、バスはわざわざこちらに寄っていくらしい。そこで帰りは奥の方からバスで戻ることにして、時折バス停の脇を通る際にバスの時刻を確かめながら歩いた。  

 道は緩い上り坂。足尾祭りの飾り付けをした軽自動車が止まっていてお面を着けたおじさんがいた。谷の奥の方へ少し歩くと踏み切り(もう使われていない)があり、廃線跡が右から左の方へ抜け、鉄橋で川の対岸へ渡っている。それを見ながら更に奥へ。右手に間藤水力発電所跡。更に本山小学校の交差点を過ぎて、15時近くに赤倉バス停まで来ると、山の中腹に廃坑らしき建物がそびえるのが見えた。

  ちょうど天気は曇っていて、廃坑の雰囲気に合う。対岸へ渡る橋がある。明治23年製で、道路橋としては現存最古クラスらしい。

 対岸へ渡るとすぐ上を鉄橋が通って鉱山施設に通じている。しばらく周囲の道を歩いて撮影できる場所を探した。


 線路脇に上がれる道を発見して、鉄橋入り口の線路に到着。後ろはトンネル、前は鉄橋で、鉄橋を渡り切った所に、立ち入り禁止のゲートがある。トンネル方向を撮ってから鉄橋の簡易歩道を渡り、ゲート前から施設内を撮影。足尾本山駅入り口に腕木式信号機が残っている。

撮影をしてから赤倉バス停まで降りた。間もなくバスの来る時間だ。

 

◎赤倉 15281554 清滝  清滝行足尾町営?バス 栃木221837

 バスは3分ほど遅れて間藤駅方向から来た。ここでターンして折り返し、日光方面に向かう。車両は客席定員22名のマイクロバス。

 もと来た道を戻り、間藤駅前を過ぎてしばらくして左折。山道を走った後、全長約2600mの日足トンネルをゆっくり通過。トンネルの手前でこれが最後の料金表示と運転手が言い、その金額を用意。清滝には滝があるのかと乗客の1人が尋ねていたが、現在は無く、地名だけとのこと。

 清滝には4分遅れの1558に到着し、下車。東武バスは(連休中のため)臨時バスが出ているので来たバスに乗ってほしいとのこと。降りたところの他に隣のバスターミナルにも止まっているかも知れないとのことなので下車客皆で行ってみるとちょうど清滝始発のバスが止まっていた。 


◎清滝 1600(実測)→1706(実測) JR日光駅 日光駅行東武バス 栃木22う・937

 すぐの接続で発車したが、間もなく渋滞に入ってしまった。バスが増発されるくらい観光客が多いのだから、考えてみれば渋滞するのも当然かも知れない。外は曇り空だったが、1630頃から雨が降ってきた。

1640に西参道停車。時刻表では所要時間7分のところ、渋滞のため40分もかかっている。当初予定だと日光駅で40分以上の余裕があるはずだったが、清滝を16分早く出たにも関わらず、ぎりぎりの接続になりそうだ。

神橋は工事中。西参道と神橋からの乗客が多く、大型観光バスの入り口まで立ち客で埋まった。神橋で右折した後は車の流れが少し良くなった。

 雨は1700近くに止んだようだ。1700東武日光駅着。乗客が降りるのに手間取っているが、この分なら日光から先の列車には間に合う。東武日光では大部分の乗客が降りて、1704発車。

 1706にJR日光駅到着。駅舎のオレカ購入。 


◎日光 17202025 大船 ビュー日光号 大船行特急9044M 25110両編成 10号車=クハ251-2  1A席(最前部右窓側)


 日光駅1番線から発車。単線で下り列車の遅れのためそれを待ち、4分遅れで発車。最後部の展望席は空いている。わざわざこの席を指定する人は少ないのだろう。車掌同士で「時間がなくなるから早めにしよう」と相談した後、発車してすぐに検札。

 臨時列車のためか、モニター画面の列車運転情報は、作動していないようだ。普通の紙の運転時刻表を用いている。車内の電光表示板も現在時刻のみの表示。

 直線の多い日光線の線路を、90100km/hで軽やかな走り。ただし揺れは大きい。交換駅で秒ずつ運転停車をしていたが、文挟では停車後なぜか、後部の車掌と何か打ち合わせしながら列車を数センチずつ動かしていた。理由不明。交換線の長さが10両編成だとぎりぎりなのだろうか。

 後方から日光の杉並木を撮影したが、既に夕暮れ時で、ASA200のフィルムでシャッター速度は1/20秒程度。列車の揺れが大きいので、ブレたと思われる。宇都宮到着直前に、検札に出ていた車掌が戻ってきた。

 宇都宮で方向転換。これまで最後部だった10号車が先頭になる。4分停車だが、1分ほど遅れて着いたので、2人の車掌は急いで後ろの方に走って行った。

 ホームには駅弁売りは見当たらず。何も買わずに車内に戻った。

 宇都宮定時発。なぜか運転士が2名乗務している。2人で世間話をしながらも、信号の際は指で指して確認している。本線に入ったので、最高速度は120km/hまで出している。

 1806頃、北斗星1号とすれちがった。1818小金井手前でATS-Pの入る音がした。1822、小山の手前で北斗星3号とすれちがう。既に暗くなり始めており、肉眼では見えるが、シャッター速度は大幅に遅くなるのでまともには写っていないだろう。

 5号車売店から、車内販売の案内があった。宇都宮の強飯だが数に限りがあるらしい。10号車まで来るだろうか。

 平坦な線を割合とのんびりとした速度で走るので、マスコンやブレーキの操作が少なく、デッドマンアラーム(一定時間に運転操作が無い場合に運転手の意識があるかどうか確認するためのアラームが鳴り、確認ボタンを押さないと、運転手が急病等で意識を失っているとみなして非常ブレーキをかけ、事故を未然に防ぐ装置)がよく鳴る。定期列車の合間を走る臨時列車のため、前方の普通列車が近付くと減速する。古河の手前数駅では、2つ前の信号が注意から進行に変わるところを走るため、80km/h弱まで落としていた。古河で普通を追い越すと少し速度を上げた。ここから先は巡行速度100km/h前後。1839利根川橋梁通過。

 1846久喜通過の頃には外はかなり暗くなった。

 大宮着発定時。ここまでに弁当の販売は来なかった。隣の線にはEL&SL奥利根号が来ていた。暗くてよく分からないが先頭はEF55か?カメラを持った人がホームに数人いる。

 大宮で補助運転士?が下車。1人乗務になる。赤羽近くで奥利根号を補足しかけたが、追い越す前に制限速度で減速。1913赤羽で北斗星6号とすれちがった。最前席なので物珍しげな人が入れ代わり立ち代わり近くの席に来る。大宮から近くの席に乗ってきた親子は、話の内容から、かなり色々と乗り歩いて来たようだ。スーパーファミリーパスを使っているのだろうか。池袋手前では時間調整のためか、制限速度よりもかなりゆっくりと走った。新宿を発車し、山の手貨物線、蛇窪信号所から横須賀線の線路に入った。

 横浜2分停車定時。殆どの乗客が降りたようで、展望席は1人になった。3分位前を横須賀線の列車が走っているせいか、かなりゆっくりと走る。それでも戸塚には余裕の到着。東戸塚通過時に家に電話。

  戸塚を出ると、10号車は貸し切り状態になった。大船には15秒以上早着。ゆとりのあるダイヤだ。到着ホームは7番線で、同じホームの反対側に横須賀線の逗子行に接続する。通り掛かった5号車の売店では251系の乗車記念グッズも売っていたようだ。ビュー日光のものはなさそうだが。

 

◎大船 20292041 逗子 逗子行1977S  11315両編成最後部11号車=クハ111-1069

 がらがらに空いた電車のボックス席で逗子へ。

 

◎逗子 20522055 東逗子  久里浜行1943S E21711両編成  最後車11号車=クハE217-26

 逗子止まりの列車からの乗り換え客を加えて、50%位の乗車率。切り離しは無いが、時間調整で3分以上停車する。

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