Nゲージを始めたとき、TOMYの貨車セットと一緒に1両だけ買った単品の貨車、KATOのワキ10000です。
今でも変わらずに発売されているのは凄いことだなと思います。
これは当時買ったものではなく、最近買い直したものですが。
買った理由が「緑色で綺麗な色だったから」
黒いTOMYの貨車に連結しても目立つ存在でした。
その頃はワキ10000の素性もよく理解していませんでしたが。
ツルっとした丸屋根と複雑な凸凹の妻板。なんか惹かれましたね。
でもこの丸屋根タイプが少数派だったことはだいぶ後で知ることになります。
製造された191両のうち、初期の40両がこのタイプでしたと。
コキ10000系も履いていたTR203台車。
車輪が黒染めになった以外はこの台車も初期の製品から変わっていません。
当時から優れた造形だったと思います。未だに通用するレベルですからね。
プレスのドアの形状も立体感があって素晴らしいです。
形式番号や検査標記も細かく印字されています。
当時の製品でもこのレベルの印字だったようです。
近年の製品は「大」「梅田駅常備」「ワキ10026」となっています。
当時の製品は「南」「汐留駅常備」「ワキ10138」でした。
ん?10138って後期型なんで丸屋根じゃないじゃん。(今で言うエラー)
なるほど、だからワキ10026に代えたんだろうね。
(当時はそこにツッコミを入れる人はいなかった)
大阪鉄道管理局の「大」の字体が特徴的です。
でも初期製品の「ワキ10138」はネットでは高値で取引されているようですね。
元値が500円ですから・・・・
当時は消費税もなかったですし。
模型を始めた頃に買ったワキ10000があれば高く売れたかも(笑)
この頃の値段設定は分かりやすくて、有蓋車無蓋車などは1両500円が相場。
今やワキ10000も税込み770円となっています(それでも安い)
しかし、色替えだけのはずのワキ50000が2両で1,870円はちょっとびっくり。
昔とはパッケージも変わってしまいました。
当時のパッケージは蓋が外れやすくて割れやすかったんですよね。
中敷きも白黒印刷で地味な感じでした。
品番も当時は804でしたが今は8004となっています。
高速貨物の任を解かれたワキ10000系はその後カートレイン等で暫く活躍したようですが、最後まで残ったワキ10000の生き残りはJR北海道のナハ29000(バーベキューカー)で2018年に全廃となったようです。
EF66の牽引で、コキ10000系と連結して当時の高速貨物列車を再現するのもいいですよね。
あと3両ぐらいは欲しいですね、TOMIXの後期型もいい出来なので混ぜてみたりとか。