仲ノ町駅、この日二度目の滞在。
時々漂ってくる醤油の香りに包まれて、ゆっくり時間を過ごす。
駅で何もしないというのも、良い旅の理由になり得るのである。
さて、仲ノ町での2回目の2001F出迎えは外川方のホーム先端へ。
ちょい逆光気味にはなるが、これもまた味わいがある。
ここでのポイントは、袖山さんがスタフを運転士に渡すところ。
というのは実は後付けの理由で、たまたま巡り合わせたシーンだったことを白状しておく。
結構な乗降があり、また一気に駅が賑わう。
実は今回まともに沿線での走行写真は撮れず、これが後追いながら唯一それらしきものに。
やはり約1時間ヘッドの単純往復は、かなり移動制約が厳しいものと実感した。
引き続きまったり過ごしている間に、この日の22000形の初運転に立ち会っていた奥鉄道部長や
袖山さんと会話を交わすなど、旧交を温めるなんてことも。
まぁ、奥さんには遠い時には静岡県内とか、イベント会場でよくお会いするのだけどw
ただこの時点で、奥さんからは諸々対応に苦慮しているとの話は既に聞いていた。
そして昨日、警察に被害届が出されたという報道が出た。
いい機会だから、とことん実態を洗い出して今後の戒めにして欲しい。
それに関する協力は、これからも惜しまないつもりである。
我が物顔にならないよう気をつけつつ、これからも気軽に“ただいま”の言える場所であるように。
そんな稀有で大切な場所が、これからもあり続けるように。
そう祈って、いよいよこの銚子から離れることに決めた。
ということで、2001Fの最終乗車は仲ノ町→銚子間となった。
ただ、この編成との別れは、もうちょっとだけ先に持ち越すこととなる。
それはまだ、銚子駅に降りて銚子電鉄ホームを離れた時には自分も知らなかった。
ふたつのさよならとただいま、そして再会はほぼ目的通りに完遂できたのだが…
心のどこかで不完全燃焼の要素も残っていたことが、後日また少しだけ身体を動かすのである。