今回は、305系電車の紹介をしたいと思います。


  ​305系電車の概要


(筑肥線で運用される305系電車)

305系電車は2014年~2015年にかけて筑肥線に投入されたJR九州の直流通勤型電車です。


  ​性能・投入本数

103系の置換を目的として6両編成6本、36両が製造されました。(全て日立製作所笠戸事業所で製造)


設計最高速度:110km/h

営業最高速度:85km/h

保安装置:ATS-SK、ATO、ATC-9


  ​内装


(305系電車 車内)

4扉オールロングシートの車内となっています。

窓がない部分はいわゆる枕があり快適ですが、窓がある部分には設置されていません。

床には無数のQRコードが描かれています。


(ドア上LCD)

各ドアにはLCDが設けられており、停車駅等の確認がしやすくなっています。ドアにはネコのキャラクターが描かれています。


  ​定期運用線区

303系電車と共通運用されています。

筑肥線 姪浜~唐津

唐津線 唐津~西唐津

福岡市営地下鉄空港線 福岡空港~姪浜


各線区の普通・快速として運用されますが、原則福岡市営地下鉄完結の運用には就きません。


  ​配給列車等で入線した線区

いずれも甲種輸送での入線です。

山陽本線 下松~門司

鹿児島本線 門司~鳥栖

長崎本線 鳥栖~久保田

唐津線    久保田~西唐津


  ​定期検査担当箇所

交番検査等、日々の検査は唐津車両センターで、全般検査等大規模な検査は福岡市営地下鉄姪浜車両基地で行われています。


以上、305系電車の紹介でした。


「鉄道車両解説」一覧はこちらから御覧頂けます。


イベントバナー