前回の続きです。

2014年2月にとある中古店で見つけた「2001年TOMIX製の583系」オリジナル室内灯も付いており、掘り出し物でした。

しかし旧製品中古であるため「電球ライト」「部品が無い」「黄ばんだ部品」等問題もありましたが、当時手を入れる暇が無くなる「春は惨敗の季節」で大量入線となり放置。

今回の定期検査(交検)で、何処までよみがえらせることが出来るかが焦点となります。

 

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今回は「2両のクハネ編」として手を加えていきます。

パッと見てわかるのは、二つの穴ですが、これは「列車無線アンテナ」ですね。

緩いことが多いため「Gクリア接着」(やり直し可)で付ける必要があります。

 

説明書を見ると「常磐アンテナが取り付け可能」との記載あり。

面白そうだ!

485系や583系は東北本線と常磐線経由の車両は、共通運用だったので、東北線経由の「はくつる」にも付いていたはずなのと、先行して入っているKATO製との差別化にもできる。

 

しかしこの製品、「部品は付いていなかった」為説明書を見ると・・・、485系の部品ですね。

しかも「常磐アンテナだったのこの部品」と、いつも余ってしまう部品を見て思いました。

 

最初期に導入した「485系のボンネット」、「ひたち仕様」なのに使っていない部品。

さらに「穴開け治具もある」

これを使います。

 

屋根2カ所に、0.5mmで穴開け。

 

へぇ、こんな風に付いてたんですね、面白い。

この部品は、他の車両にもつけられそうです。

 

続いてライトの「電球色LED化」

毎回破損させている曰く付きの物。

ただし原因が同じで、「3点ダイオード部分にチップ抵抗と交換時に基盤剥離」と言う物。

3点ダイオードは右下の黒い部品。

 

「3点ダイオードと足」以外は、取っ払った状態。

「抵抗の付ける部分を変えれば良いんじゃね」と考え直すことに。

+と-が逆転するのは抜きにして考えると、電気の流れはこうなってます。

-(水色)は穴へ直結。+が3点ダイオード経由で穴に流れます。

今回、-部分の緑を切断して、そこに抵抗を付ける形にします。

 

●3点ダイオードの説明

3点ダイオードは、+と-の流れにより、電気の出力が変わります。逆向きは遮断。

基盤が違いますが、構造は一緒です。

写真は「ライト」の流れ。

 

こちらが「テールの流れ」で、逆向きは遮断するので、電球時代のライト・テールの点灯はコレで切り替えてました。

KATO製だと「オレンジのダイオード2個」がコレに相当します。

LED+抵抗だと逆向きは点灯しないため、取っ払っても良い部品です。

※抵抗は3V程度に落とすため初略できますが、CRD方式の場合12Vのまま出力を落とすため、取っ払うと逆電流時にLEDが飛びます、飛びます!

はい、坂上二郎さんの声が頭に浮かんだ方、「昭和のおじさん・おばさん認定」です。

 

話が脱線しました。

 

と言うことで、とりあえず裏側の基盤を切断し。表の部分に抵抗をまたがせて、LEDを設置してみました。

なお基盤構造が複雑なため、とりあえず仮です。

 

とりあえず点灯は確認。

が、これはテール側でしたorz

 

再度、もう一つの基盤には、同じ穴を利用し裏側のテール位置へLEDを設置。

これはOKだったので、ライト側の取り付けにかかります。

 

ライトも点灯確認。

厳密には一度向きを間違えましたが、3点ダイオードが電気流さない為破損は回避しています。

 

最終的に「この配置で決定」。

特に「LEDの切り欠き向きが重要」になります。

これにより旧製品の「415系(他の近郊も?)」「583系」「207系」等、幅広い車両のLED化にも対応出来そうです。

 

そしてこの基盤の重要事項が一つ。

「ケースに収まるように配置する」事ですね。

実際は少し削ってますけど・・・。

 

そしてもう一つ。

ヘッドマークを白くするため、「白色LEDを使用」。その場合、ライト部分を「オレンジに塗装」する必要があるため、マッキーのオレンジで塗りました。

 


ついでに内装も追加。

これが時間かかるので、出場までに間が開きます。

 

おお、良い色になりましたね。

ライトはもう少し色付けても良さそう。

写真じゃ良い感じなんですが、ヘッドマーク周りの光漏れは結構あるため、改造車と言うことは、バレますけどね。

 

窓から見える内装はこんな感じ。

良いですねぇ。

 

元の状態がこれですから、LED化は絶大だと思います。

ヘッドマークに差が出たことで、久々に感動しました。

 

逆側のクハネ・・・いやこっちが先頭ですが、こちらはうまくいきましたね。

最初の状態がウソのようで、「HGらしい姿」となりました。

初回品の「パンフレッド付き」をお持ちの方、ライトのLED化はおすすめしますよ。

 

ただし新たな問題が発覚。

社外品の「JNRマーク(メタルインレタ)」が剥がれ始めてしまいました。

せっかく光っていたのに残念です。

今代替え品あったかな・・・、あれば出場までに修復します。

 

と言うことで「クハネ編」いかがでしたか?

当鉄道は、「旧製品をよみがえらせる」のも大好きなので、時間が取れなくて少なくなってはいるものの、たまに上げますので、刺激を受けてやってみる方がいると嬉しく思います。

私は老眼で遠視・・・、眼鏡がないと近くが見えない状態ですが作業できていますので、年配の方も諦めないでくださいね。

自力での「LED化改造」は、ホント感動しますよ。

次回は「内装貼り付け」が入るため少し間開きますけど、4月中に出場させたいですね。

 

以上、「感動!はくつるのヘッドマークがキレイに光った」でした。

※やけどには注意してくださいね。