24/4/6 273系やくも初日 コンパートメント席を利用 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

 

目玉のコンパートメント席を早速利用!

本日4/6に,山陽本線・伯備線・山陰本線 岡山〜出雲市を運行する特急「やくも」において,待望の新型車両273系が登場しました.筆者も早速,「やくも11号」において,目玉となるコンパートメント席を早速利用しました.コンパートメント席は1人では利用できません.したがって,筆者としても同行者との時間・旅程の調整の上,初列車ではなく「やくも11号」の「岡山→総社」の利用にとどめています.

今回は動画でも紹介しています.

 

 

 

岡山駅にて 

今回の旅程では前後の内容も記事化予定ですが,旅程の関係で,前の273系の列車「やくも7号」を見ることができました.

273系は8両編成で運行されることがあり,その場合は貫通扉が使用されます.

岡山駅の1・2番のりばには「やくも」の装飾がありました.近くにあるベンチも八雲型の背もたれがついています.

それでは乗車しましょう.

 

 

273系の車内 

せっかくなので他の車両から移りましょう.普通車はこのような感じで,これまでのJR西日本の特急車の内装を踏襲し,LEDが最新仕様になっています.68系とN700系を合わせた印象を受けました.

そしてこれが,273系の目玉である普通席セミコンパートメントです.早速着座すると,程なく出発します.車内メロディは「Official髭男dism」の「I LOVE...」ですが,サビの「高まる心情の中 燦然と輝く姿は」の部分が使用されています.

(初出時は同じメロディラインで2回目に歌われた歌詞の部分を使用しておりましたが,曲内での初出の部分が適切であると判断し修正しました.)

コンセントが装備されている他,雪模様がうっすらと出てくる幻想的な照明があります.

広げると八雲型になるテーブルがあり,食事・談話はもちろん,ビジネス利用にも十分使用できます.それだけではありません.

なぜか,座面が動くようなギミックが存在しますが,それを使用しますと,

なんと,座席がフルフラットになりました.やや異なりますが,273系のデザインには川西康之氏が携わっており,過去に氏がデザインした「WEST EXPRESS 銀河」の「ファーストシート」を参考にしたものです.なお,「ファーストシート」と異なり,背もたれを倒すことはできません.

足を伸ばすことも可能です.子供がいる場合はやや狭いですが,利用している全員が横になって移動することも可能です.381系の揺れは大きかったですが,273系では改善されています.

273系のデビュー直前の24/3/16から,「やくも」は全車指定席です.ただし,部品共用のためか,車内案内は自由席に対応したものになっています.

 

伯備線へ 

総社までの短い区間ではありますが,伯備線の魅力はこの区間でも十分に楽しめます.高梁川の光景が美しいです.

273系どころか,そもそも「やくも11号」の旅は始まったばかりです.末長い活躍を期待します.

 

なお,この旅行記は2〜3記事を予定しており,他の記事の合間に執筆・公開します.

 

 

 

 

  ところで

KATOは,約1年後の2025年春以降発売予定として,273系の製品化を発表しました.筆者としては昨今日本型Nゲージ鉄道模型の導入は規模を縮小していますが,これは導入する予定です.

ただし,最近KATOの新製品は非常に値上がりしています.最近の新規製作製品である283系の価格(6両で30,000円弱)を参考にすると,4両セットで25,000円程度になるのではないかと予想しており,これは以前の感覚からすると割高感を感じても仕方がないと思います.スロットレスモーターや貫通扉など現代の製品のレベルに合った装備をしつつ,例えば増結セットの設定,ET122型などで見られたモーター車のパーツを使ったトレーラー車の設定など,少しでも価格を抑える工夫があることに期待します.

273系には最初から窓が埋まっている部分がありますのでこの表現が気になります.また,273系を製品化する前に,「復活スーパーやくも」「復活緑やくも」の製品化にも期待します.

(製品化される場合,一部は一般流通ではないと思います)

 

  さらにところで

273系の岡山発初列車「やくも5号」約20分遅れて到着しましたが,遅延の原因は線路内への立ち入りです.鉄道の撮影のために鉄道の運行を妨害してはなりません.