羽衣駅付近の高架化工事に伴い2021年5月22日(土)より列車の運行を休止し、南海バスによる代行輸送が行われていた高師浜線ですが工事の完了により今日(4月6日)の始発より列車の運行が再開され、線内にある伽羅橋(きゃらばし)及び高師浜の両駅に約3年ぶりに南海電車が帰って来ました。この両駅は以前から高架化されていましたが高師浜には地上時代から使用されている歴史ある駅舎があり、バスによる代行輸送の時は立入禁止になっていたため約3年ぶりに中に入れるようになりました。


(2006.11.12 伽羅橋〜羽衣間にて撮影)

 地上時代の羽衣付近を走る2200系2203Fです。南海本線との合流点付近ですが高架化によりこのような構図での撮影は出来なくなり、写真の2203Fも後に観光列車「天空」に改造され2208Fになったため思い出の光景になってしまいました。


(2006.11.12 伽羅橋〜羽衣間にて撮影)

 2200系はかつて高野線で活躍していた22000系を更新した際に形式変更したものですがその中でも2201F〜2203Fの3編成は更新後も引き続き高野線で活躍し、その後支線用になったため方向幕が7100系後期更新車と同じサイズに拡大され、前面の幌枠も残っているため一昔前の南海電車らしさを感じられます。ただこのタイプの2200系は先に書いたように2203Fが「天空」に改造されて2208Fになり、2202Fが銚子電鉄に譲渡されているため現在は2201Fだけになっており、過去の車両になる日も近いです。