函館市企業局交通部9600形 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

雪が多い北海道にも低床車両の波、函館市電に登場した超低床車両が9600形です。

 

2両1編成で、一応時刻表にも充当電車が記載されており、狙って乗車することも可能です。

 

「らっくる号」の愛称があります。この愛称、実は全編成に貼り付けられているわけではありません。

 

車内です。ロングシートを主体にしていますが、車体幅のせいか床面積はあまり広くない印象です。

 

ドアです。入口側は引き戸式で、完全なステップレス化を実現しています。これまでステップを上がらないといけなかっただけに、乗車時のスムーズさは乗降時間の短縮にも役立っていることでしょう。

 

出口のドアは折戸式です。窓は大きく取られており、降車時のホームを確認出来るようにしています。

 

最前面です。運転台は中央に配置されていますが、仕切りは右側へオフセットされ、左側は運賃箱で仕切っています。ロングシートがドアギリギリまで伸びているからでしょうか。

 

天井です。冷房改造された車両たちと比べると、吹き出し口がスッキリしています。照明はカバーの無い蛍光灯が並びます。

 

窓です。一応二段式、上段はスライドして開閉可能となっています。なお日除けは省略されています。

 

座席です。こちらは10人掛けです。2人ずつモケットが区切られており、真ん中にはポールも有ります。

 

ドア横の4人掛けです。ここは制御機器でも入っているのか、スロープとなっており、手前側の席は少し違和感を覚えそうです。

 

奥には車椅子用のスロープが格納されているようです。いくら低床化されても、ホームと電車との間には隙間がありますからね。

 

ドア向かいの折り畳み座席です。跳ね上げると車椅子スペースに変わります。

 

ドア横には車椅子固定用具があるのですが、ここに固定すると入ってくる人の邪魔になりそうです(^^;;

 

最後に展望席とも言えるクロスシートです。窓側からは何とか前面展望が可能です。