2024.3.9 ふたつのさよならに、ただいまを添えて。〜5年ぶりの銚子、別れと再会の旅⑤ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

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約5年ぶりの銚子電鉄の旅。

袖山さんとの早速の再会に気持ちを強くし、帰ってきたなとの感慨も深い。


▶︎人情味のある街、それが銚子

車内は土曜昼12時台とは思えぬ、ラッシュと見紛うほどの混雑であった。

もっとも、本数が減っている分集中しているとも捉えられるが…

だがそれが、18m車2両編成と一見ローカル線には輸送力過多にも感じられてしまうスペックを

十二分に活用し、しかも満員で運用できているのだから唸らざるを得ない。

そして、コロナ禍を過ぎ利用客が着実に戻ってきている実感も伴い、嬉しく感じるのである。


取り付けられていたヘッドマークは、同じデザインのプレートが車内車号プレート上にも。

相変わらず他社よりも格段に芸が細く、愛情を持って見送る心積りを感じる。


まず銚子から約2分、仲ノ町では運転士交代。

袖山さんはここで昼休憩に入っていった。


またね〜とシグナルを送り合い、久しぶりの銚子電鉄の旅を続ける。


観音、本銚子と次々に乗客が降り、車掌や駅員が対応に追われる。

それでも、その賑わいもまた良き。


笠上黒生では、朝以外はスタフを交換するのみで列車交換はなくなっている。

かつては毎回列車交換をしていたが、これが前回訪問時と決定的に違うところ。

同時に各駅訪問の機動性を失っており、一抹の寂しさを感じる。

一時の利用客減少は止まったものの、減便は乗務員不足の影響も受けているようで、なかなかに

バランスが取れていないように思えるのは歯痒さを感じる。


それでも、少なからぬ日常利用も垣間見えて、開業100周年を迎えまだまだ頑張っている。


走るに従って、ようやく車内を少し見る余裕も出てきた。

とことんこだわって改装された「大正ロマン電車」の意匠は、最後まで健在だった。


それでも、やはり終始混雑していて車窓をゆっくり見る余裕は無かったかな…

賑わっているのは嬉しいのだけれど、久しぶり過ぎてなかなか落ち着かない。


そして、犬吠でどっと下車が。


今回は犬吠に立ち寄ることを決めていたが、かなりの混みように一旦回避。

実質15時前までフリーとして、後刻再アタックすることとした。


そして、外川に5年ぶりに到達。


デハ801も、良好な状態で健在…


が!


折り返し時間が非常に短く、今回は全く見て回る余裕が無かった。

1本落としてしまうと1時間以上空いてしまうので、やむなく乗って戻ることに。


まだ、犬吠では降りない。


もう少し、2001F最後の走りを堪能していくことにしよう。

まだ、時間の余裕はある。