もじ鉄
鉄道に乗るのが好きな人を「乗り鉄」、鉄道を撮るのが好きな人を「撮り鉄」と言う。
そんな中、鉄道の看板等のサインシステム、つまり「文字」を愛する鉄も存在する。
そのような鉄は鉄道界隈から通称「もじ鉄」と呼ばれ、今日もどこかの駅に潜んでいる。
1. はじめに
どうも、Azusaです。
ヌマレッシャースをずーっと続けてきたわけなんですが、さすがに別のネタにも手を出したいなと思ったのでね。今回からはちょくちょく「もじ鉄」要素のある記事を書こうと思います。最後まで読んでいただけると幸いです。
2. 使用フォント解説
2.1 JR東日本
駅名の主張が激しいなぁ
まぁそんなどーでもいい視点は置いといて(←何様?)、こちらがJR東日本の駅名標に使用されているフォントです。
和文(日本語)は「新ゴ」、欧文(英語)は「Helvetica」、ナンバリングは「Frutiger」が使われています。「駅名標と言えばこれ!」というほど信頼と安定がありますね。
ちなみに「醤油」の英文がヘボン式していないのは見逃してやってください…(直すのめんどくさい)
2.2 JR北海道
味噌の勢力が拡大しました
どーでもいい情報はさておき、こちらはJR北海道が駅名標に使用しているフォントです。
JR東日本が和文を「漢字主体」にしているのに対し、JR北海道は「かな主体」となっています。北海道の地名はアイヌ言語から取って漢字に充てているところが多いので、このようなスタイルになっていると考えられます。欧文とナンバリングは「Helvetica」で統一されています。
3. サインシステムをトレードしてみた
さて、ここまで2社の駅名標を見ていきましたが…
君たち本当に似ているよなぁ
これ初見さんに嘘言ってもバレない説あるぞ…ってくらい似ています。っていうかどっちか寄せているよね絶対。
というわけで、実際にデザインをトレードしてみましょう()
3.1 東京駅(JR北海道デザイン)
時代逆行しちゃった?
冗談抜きで和文に「ゴナ」を使っていた時の駅名標にそっくりなんだが() 30年以上前のデザインだぞ…
というか今でもあのタイプの駅名標が残ってることに驚きを隠せないです(白目)
3.2 新函館北斗駅(JR東日本デザイン)
かっけぇ
バチくそかっけぇ!!なんだお前、ガチで有能じゃん!!!
強いて言うなら、アイヌ語由来の地名が読みにくいのをどうにかしたいですね… 「倶知安」とかパッと見て読めないでしょ()
4. おわりに
いかがでしたか?
新年度になったということで新しいシリーズを展開しようと考えていた時に「もじ鉄」を生かした記事を書きたいと思ったのでね、これからも続けていきますよ(((
それではまたお会いしましょう~
参考文献
- 日本のもじ鉄 鉄道サインと書体の図鑑 著:石川祐基 こちらで買えます