マイクロエースのコンテナ貨車3製品 | 金屋代かずおのお部屋

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個性的なコンテナ車が集まる

本日はストックネタの,マイクロエースのコンテナ貨車です.3製品登場しますが,うち2製品は2023年に発売されたものです.

 

  A1265 コキ71

最初はコキ71です.マイクロエースでは複数回製品化されています.

「カーラック」の愛称の通り,自動車を輸送できることが特徴的です.自動車輸送時には内部の専用コンテナを展開して使用,たたむと通常のコンテナを乗せることができます.が,模型にそのような機能はありません.

マイクロエースのコキ71はその走行安定性が課題となっていましたが,2023年の製品は復元バネ付きのカプラーセットに変更されました.かなり高額になりましたが,コキ71の決定版と言えるでしょう.

コキ71は運行区間・期間が限定されてしまいましたが,その後も低床貨車の開発は続いており,この度の「JR貨物 中期経営計画2026」では低床貨車の開発・スワップボディ車の開発・M250系のような電車型貨車の開発,新南陽駅の改良を始めとする迂回輸送対策などが課題に上がっています.

https://www.jrfreight.co.jp/info/2024/files/20240329_06.pdf

 

 

A1263 コキ50000+UT8 

こちらはその,2012年ごろにコキ71が生産された際に同時に生産されたコキ50000です.青色のUT8コンテナが特徴的でしょうか.よくできていますが,コンテナと貨車の構造の都合上,他の貨車にこのコンテナを乗せることはできません.

 

A1258 コキ60000 

コキ5500の台枠延長で誕生したコキ60000は平成初期の貨物輸送シーンに欠かせない貨車でありながら長らく製品がありませんでしたが,ついに製品化されました.筆者としてはNゲージのコンテナ車はほぼ増備終了としているため,1セット2両の導入にとどめています.他社のコンテナが搭載可能です.

 

正直,この3製品に相当する車両を全て連結・搭載した列車は存在しなかったと思いますが,少しずつ集めることで列車にアクセント変化をつけられるのが,これらのマイクロエース製品の特徴といえます.