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ベトナム/フエからドンホイに鉄道で移動 世界遺産の洞窟 シニア夫婦の海外個人旅行
2024年2月27日ドンホイに移動する日です。3時間かけて、ベトナム鉄道で移動します。ドンホイでは、世界遺産の洞窟を観光する予定です。
前回の投稿はこちら(ダナンからフエに移動)
フエの駅に行くため、いつものように「グラブ」を利用する予定でした。
ホテルから「グラブ」を呼ぶと、すぐに到着と応答がありましたが、5分待っても車が来ません。ホテルの外に出て探しましたが、見つかりません。
そのうち、運転手からショートメッセージで「どこで待っているのか、場所がわからない」と連絡が入りました。
スマホの位置情報が、お互いのスマホに届いているはずですが、位置がずれているのでしょう。運転手にショートメッセージで返事を書くため、もたもたしているうちに、キャンセルになってしまいました。
返事の内容を考えて、英文で入力しなければならないのと、スマホの扱いに慣れていないのが原因です。
「グラブ」についてはこちら(ウィキペディア)
「グラブ」は便利ですが、待ち合わせ場所がわからない場合などで、運転手から電話やショートショートメッセージが届くことがあります。もちろん英語なので、返事も英語でする必要があります。簡単な英会話はできたとしても、文章を書くのはハードルが高いので、少し困ります。
列車の時間も迫っていたので、仕方なくホテルにタクシーを呼んでもらい、フエ駅まで行きました。
フエからドンホイまでベトナム鉄道の列車で移動します。ダナンからフエの移動と同じです。料金は、182,000ドン(1,100円)今回も4人部屋の寝台車ですが、私たちは二人とも1段目を取っています。2段目は、ベトナム人の男性で、ドンホイまでほとんど静かに寝ていました。この日は移動だけです。
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寝台車には6人部屋もあります。部屋の両側にそれぞれ3段のベッドが設置されています。
1段目はともかく、2段目3段目は若い人でない限りベッドの上り下りも大変です。シニアには難しそうです。
切符の購入時には、4人部屋で1段目の指定にしてください。
ドンホイのホテル
ドンホイのホテルは五つ星ホテルを予約していました。メリア・ビンパール・クアンビンホテルという名前です。ここに3泊します。ベトナムでは円安の今でも、高級ホテルにお安く泊まることができます。
ホテルのチェックインカウンターでの手続きで、少しトラブルがありました。ホテル側の説明と予約内容に大きな違いがあったことです。
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下:居間
結局、ホテル側で予約受付時の手違いがあったようで、3ランクもアップグレードしてくれ、スイートルームの部屋になりました。
リバービューの高層階でとても良い部屋です。72㎡の広さがあります。プールもついていますが、宿泊中は工事で閉鎖されていました。
英語ガイドのツアー
次の日は、世界遺産の洞窟ツアーに参加です。参加者それぞれの宿泊ホテルにツアーバスが寄って、ピックアップしてくれます。
このツアーは英語ガイドで、ドイツ人やアメリカ人、台湾人などいろいろな国の人ばかりで、全員で18名でした。
ガイドさんは英語での説明ですが、英語圏だけの人でなく、いろんな国の人がいるので、簡単な英語で話をしているように感じました。
各グループに話しかけて、その返答から英語の能力を確認しているようです。
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英語に自信のない方でも、このようなツアーなら大丈夫だと思います。
洞窟群は、大小300以上もあり、公開されてから10数年しかたっていません。公共交通機関で行くこともできますが、広大な国立公園の中にあるので、きちんと調べておかないと、どの洞窟に行くのも難しいと思います。
パラダイス洞窟
午前中は、洞窟群のうちのパラダイス洞窟(ケイブ)です。
山の上にあるのでかなりきついものです。ただし、山の登り口までは乗用カートで連れて行ってくれるので、歩いていくツアーより楽です。
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洞窟内はきれいに整備されており、1kmほど奥まで入ることができます。世界遺産になるくらいですので、洞窟は天井が高く巨大です。
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観光客はあまり多くいませんでしたが、中国人の団体客が大声で会話するのには興ざめしました。洞窟内は声が良く響くので、余計に大声に聞こえたのでしょう。
フォンニヤ洞窟
午後からは、船で洞窟内部に入るフォンニヤ洞窟です。船に20分ほど乗って、そのまま洞窟に入ります。
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洞窟内では、エンジンを止めて手漕ぎになります。雨季には、川の水位が上昇し、洞窟内に入れないこともあるそうです。ベトナム戦争時代には、野戦病院として使用されていたそうです。
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船は、数百mほど洞窟の中を進み、Uターンします。出口の少し手前の洞窟内で止まり、出口までは徒歩で見学することになっています。
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ここは観光客が多く、ピーク時には大変な数の船が洞窟に詰めかけるそうです。実際、洞窟まで船で移動中の川には、相当数の観光用の船が係留されていました。
私たちが行った2月末は、観光客が少ない時期でした。ここの観光に行かれるのでしたら、観光客が少ないこの時期を選ぶようお勧めします。
妻が体調不良
2月29日は、市内の散策と洗濯をする日として何も予定を入れていません。
妻は、2月28日の洞窟ツアーから帰るころには、少し体調が悪くなっていました。咳が止まらなくなり、胸が苦しいと言います。
誰かに風邪(もしかしたら新型コロナ?)をもらったようです。妻は、もともとぜん息の持病があり、ぜん息用の薬を持ち歩いています。
ドンホイ市内には、お城や市場・博物館などもありますが、外出も洗濯もできず、2月29日は1日中部屋でゆっくりしていました。
今回の旅行は、まだ残り20日もあります。
明日3月1日は、飛行機でホーチミンに移動ですので、体調を整えておかないと大変なことになります。ぜん息用の吸入器で、かなり落ち着いたようですが、ほぼ一日中ベッドでゴロゴロしていました。
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窓からの観光
次の予定のラオスには、ホーチミンに移動し、飛行機で行く予定にしています。
ドンホイには、ラオスに行く路線バスがあります。わずか40kmほどの道のりでラオスに行くことができますが、バスは予約自体ができません。
乗ることができない場合もあるそうなので、冒険はできませんでした。いったん空路でホーチミンに行き、そこから空路でラオスに入ります。