今日は、浜松から東海道本線で金山まで行き、金山から東京まで中央本線を乗り通した後、東京から再び東海道線で浜松まで戻るという壮大な計画である。

まずは、浜松駅から6時43分の普通列車豊橋行きに乗車。車内は満員で、立っているのも大変であった。

豊橋駅で快速列車の大垣行きに乗り換える。こちらは豊橋の時点で席がすべて埋まっている程度の混雑だったので、運転席の後ろに立ち、前面展望を楽しんでいると、蒲郡からかなりの人が乗車し、満員電車となった。その後、大府を過ぎたあたりで車内の非常停止ボタンが取り扱われ、急停車。5分ほどで車内の確認が終わり、再び発車した。約7分の遅れで金山駅に到着。

乗り換え時間は11分ほどあったので、予定の列車には十分間に合い、安堵した。

8時25分、普通列車中津川行きで、金山駅を発車。ここから、東京までの長い中央本線の旅が始まる。この列車は、大曽根を過ぎたあたりから空いてきて、余裕を持って座ることができた。

中津川駅に到着。

中津川駅での乗り換え待ち中に、特急しなの号がきた。このしなのに使われている383系も車両置き換えが計画されているので、今のうちにしっかり目に焼き付けておきたい。

10時ちょうどに普通列車松本行きで出発。この列車は塩尻まではJR東海、塩尻からはJR東日本の路線を直通して走る。

JR東海の313系が来るかと思ったらJR東日本の211系が来た。本当は転換クロスシートである313系が良かったのだが。。こうなると、塩尻から大月まではすでに211系が来ることが確定していたので、中津川から大月までずっと211系ということになる(笑) 東海道本線等で走っているJR東海の211系とは違い、車体のラインが水色だ。また、トイレも付いているので、長時間の乗車も安心だ。

途中できれいな木曽川の渓谷を眺められた。

2時間弱で、塩尻駅に到着。この駅のホームにはぶどう棚がある。さすがぶどうの生産量全国2位野長野県だ。

ここからは普通列車の甲府行きに乗り換える。再び211系だ。

この列車も、対向列車との待ち合わせのため、4分ほどの遅れが出ていた。

途中、茅野で後続の特急あずさに抜かれるため、10分ほど停車した。この駅で、駅弁を買った。

車内で駅弁を頂いて、食べ終わってしばらくすると、甲府駅に到着。すぐに普通列車大月行きに乗り換える。

甲府を出たあたりで、桃の農園で、たくさんの桃の花が咲いているのがみえた。

大月駅からは中央特快東京行きに乗車。車両はE233系だ。10両編成なので、車内は空いていた。東京から大月間の中央線快速にも、もうすぐ2階建てグリーン車が2料連結されるので、そうすればこの区間を18切符でもっと快適に移動できるようになるだろう。

東京駅からは、東海道線普通列車で熱海に向かう。途中の大船までは、グリーン車に乗車した。やはり2階からの眺めは素晴らしかった。大船からは普通車のボックスシートに座ることができた。約4分遅れて熱海に到着した。

ところが、ここで重大なアクシデント発覚。なんと東海道本線の熱海より西の区間は、焼津駅での自動車の立ち往生により、運転を見合わせているという。ただ、前に詰まっている列車から順番に動き出す予定だと言うので、そのまま列車に乗って待った。

この列車は211系3両を2本繋いだ6両編成だ。この211系にはトイレが付いていないので、長時間待つとなると少し不便だ。僕は、沼津からはホームライナー浜松に乗る予定だったので、乗り換えられるか不安になり、ホームに立っていた運転士さんに聞いてみると、そもそもホームライナーが運転できるかわからないと教えてくださり、さらに、無線でホームライナーの運転が知らされるとわざわざ、ホームライナーは運転されるが時間までに沼津まで行けるかがわからないと伝えに来てくださった。本当に親切な運転士さんで、感謝したい。列車の発車を待つ間に、伊豆急行の列車を撮影できた。

約20分後に予定から30分ほど遅れて熱海駅を発車。さすがにホームライナーには乗れないだろうと思いつつ沼津駅に着くと、なんと同じホームの向かい側にホームライナーの姿があった。遅れが大きいので、快速列車扱いで運転されていたので、乗車整理券無しで乗れた。

ところが、先行列車のつまりが大きいらしく、途中たくさんの駅で信号待ちのため20分ほど停車した。遅れは1時間40分に達し、時刻は22時と遅かったため、仕方なく静岡から浜松までは新幹線を利用することにした。急遽新幹線の特急券を購入し、ひかり号に乗車した。そして、あっという間に浜松に着いた。

今回の旅では、乗ったことのなかった中央本線に全線乗車することができた。今回のようなダイヤ乱れが発生しないことを願いつつ、また18切符で遠くに旅をしたいと思った。