1998年09月 ドイツ・英国 8-9日目 - ヒースローエクスプレス初乗車 - 帰国

 旅行最終日はホテル周辺を散歩してから、この年に開業したばかりのヒースローエクスプレスで空港へ。昼の便でロンドンを発ち、フランクフルト乗継で帰国しました。



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平成10年(1998年)9月18日(金)

 610 起床。シャワーを浴びて目覚める。コーヒーとカロリーメイトで仮朝食。

 ハイドパーク方面へ散歩。途中、乗馬をしている人がいて良い絵になる風景だったが撮り損ねた。ハイドパーク北西側は比較的草も伸びて人気が少ないが、ジョギングや散歩をしている人も見掛ける。

 ホテルに戻り朝食。Wales へ出張に来ていた日本人と同席。急いで食べて、830~予定の、St. James Church の朝の礼拝に行ってみたが、誰もいない。中止にでもなったのだろうか。そのままケンジントンガーデンへ。少し雨が降っている。池の方まで歩いて、High Street Kensington 側へ。M&Sで食料品買い物。トライフルは要冷蔵だが大丈夫だろうか。


◎High Street Kensington 958→  Paddington   Circle Line


 ホテルに戻る。既に1000を過ぎているので、急いで荷物をつめて下のフロントへ。荷物はかなり重い。引きずるようにして Paddington 駅まで短い坂を登る。Heathrow Express の切符はビザカードで買った。

◎London Paddington 1040→1055 Heathrow Central  Heathrow Express 4両編成 電車

 6月に全通したばかりの最新列車。荷物置場のスペースがとても広く、ゆとりがある。押しボタン式のドアも広い。

 客室ではビデオ放映があり、Heathrow Express の広告の後にニュース。発車後すぐに検札。その際にルフトハンザはターミナル2であることを確認。

 発車時のショックは全く無いが、走行中は揺れが激しい。Virgin Cross-country の赤いインターシティーを追い越した。1048-49頃に本線から分岐して地下線に入った。

 1052定刻より3分も早く Heathrow Central に到着。しかし何故か一番近いドアが開かないので降りる客が全員隣のドアへ移動。

 ホームから10m程内側の通路に入るとすぐにカートがある。英国では1回£1の有料カート(9年前には見掛けなかった)が増えているのに驚いたが、ここのものは無料だった。

 長い通路を経てターミナルへ入ると目の前がルフトハンザのカウンター。エコノミーのカウンターは混んでいて、しばらく待つ。順番がきて預けた荷物は20.3kgもあった。特に何も言われず。窓側か通路側かは聞かれなかった。成田までの搭乗券を貰う。すぐに出発ロビーへ行く。パスポートコントロールを通り、X線チェック。旅券には出国スタンプは押されなかった。

 その後、免税売店へ。搭乗時刻の1230まで約45分。各店をかけまわるが、結局すべてハロッズの店で家族への土産を揃えた。既に搭乗時刻になったのでゲート7へ。ゲートで少し待つ。飲み物等の販売機は無い。

 1250頃に搭乗。右側の後方通路側。

London Heathrow (LHR)-2 1300→1530 Frankfurt(Main)(FRA)

  LH4507便  Frankfurt 行  Airbus A-300-600s

 出発直前に近くの席に、サッカー観戦者らしい若者が団体で入り、とてもうるさい。1311 にゲートを離れ、1325 離陸、英国の島としばしの別れ。離陸直後に厚い雲の中に入り、激しく揺れた。しかし早くも1331頃にシートベルトサインが消える。1344にはサンドイッチ(ドイツのバゲット?-大きなパンに挟んだもの)が配られた。時計の時刻をドイツ時間に合わせる。ドイツ時間1511頃、飲み物が配られる。

1517にベルトサイン点灯。着陸体勢へ。1528着陸。1535停止。


沖留めにつき、1545バスに乗り、ターミナルビルへ入る。1549着。1555頃、家に電話。ドイツのテレカが使えた。残高DM3.80。 

 免税店で土産物購入。その後コーラを飲んでからゲートへ。既に大部分の搭乗が終わっていた。



◎Frankfurt 1735→翌日1155 東京成田空港-2  LH714便 東京行 Airbus A340-300  Bayeuth号  46G席 最後部中央右通路側

 1720頃着席。機内は完全に満席。日本人男性クルーが荷物を運ぶのを手伝ってくれた。なお、ハロッズの袋は少し前の席の棚へ。着席後間もなく、1724 頃にオレンジジュースの配布。

 座席は2-3-2、前方は2-4-2の右から3番目通路側で、すぐ後ろはギャレイという最後部の席。テレビのモニターがはるか前の方にあると思っていたら、中央の少し前の席の天井からモニターが出てきた。独日英語での安全装置の案内があり、終わるとまたモニターが引っ込んだ。この機は往路とは異なる最新機種であり、なるほどこういうところが違うのかと思った。

 出発前の機長の挨拶は、独英語の後、日本人クルーから日本語訳。出発便が混んでいるため順番待ち中だが、東京到着は定刻または若干早着見込みとのこと。

 1748 機体がゲートから離れて移動開始、1801 離陸。しばらくしてからニュースの上映。その後、航路の案内があった-ストックホルム-フィンランド南部-北シベリア-ハバロブスク-新潟で、定刻より10分早着見込みとのこと。

飲み物供給後しばらくして2000頃から夕食。メニューは以下のとおりで、やはり選択メニューは残っていなかった。(メインはまたは以下に記載のもの)

                               メニュー

    オードブル            シーフードサラダ・茶そば

    メインデッィッシュ    サーモンのソテー フレーバード・ワインソース添え

                           コールラビ、人参、パセリをちらしたポテト

                  または  鶏肉の照焼き  和野菜  御飯 

    デザート              アップルバウンドケーキ ヴァニラソース添え


 夕食のしばらく後に映画上映。タイトルは「噂の真相」(日本語吹き替え)米国大統領のスキャンダル隠しのために架空の戦争を始める話で、現在の社会情勢を風刺している。2本目は吹き替え無しなので2430頃からクラシックを聞きながら眠る。


平成10年(1998年)9月19日(土)

◎LH714便(続)

 ドイツ時間で240頃起床。外はもう明るい。日本時間で940過ぎである。時計を日本時間に合わせる。以下の記述は日本時間。

 1005現在の畿内の運航状況表示は、目的地までの距離1290km、予想所要時間は1時間40分、順航速度950km/h、高度11100m、外気温-50℃。1020~1025頃シベリアをぬけて日本海上空に入った模様。

 1030頃に朝食配布。しかし乱気流に入り、入れたばかりのお茶が少しこぼれる位の揺れ。シートベルト着用サインが食事中ずっと点灯していた。食後にはベルトサイン点灯中なのに席を立つ人が目立つ。1115~1120頃、新潟県上空に入った模様。時折乱気流による揺れがあり、ベルトサインは点灯したまま日本語の新聞を所望したら、品切れのため代わりに雑誌を持ってきてくれた。

 1125に着陸態勢に入り、オーディオサービス終了、ヘッドフォン回収。1130には茨城県上空。1144に着陸し、1154にゲートイン。

 飛行機の写真を撮っている間に日本人の入国窓口が終わっていたので、事務室横の窓口で入国手続きをした。次いで荷物の受け取り。今度はちゃんと出てきた。外貨コイン用のユニセフ募金箱があったので、DM2.00と7p寄付。

 1227に税関通過。空港内を散歩する。空港内のCITIBANKのATMで残高確認する。出国時に入金した時の普通預金口座残高と現在高の差額9,235円を英国内で引き出した£40.00で割ると、£1=230.875円の計算になる。現地の両替店の表示では£1=235~242円位だったから、やはり得だったようだ。

 JRの駅(切符売り場)は地下1階にある。エスカレーターでもカートで降りられるらしいが、危険そうなのでエレベーターを探す。エレベーターは出口への自動ドアを出たところにあり、少し分かりにくかった。

 JRのみどりの窓口へ。次の成田エクスプレスから横須賀線への接続は最悪だが、仕方ない。最初空席は無いと言われたが、それは池袋行きの編成で、横浜編成にはあった。

 改札を通ってから、VIEWカードの使える公衆電話(テレカの残りが少なかったので)があったので、家に電話。ホームへ降りるエスカレーター手前までカートを使い、初めて全荷物を手で持ってホームへ下りた。


◎空港第2ビル 1316→1410 東京  成田エクスプレス18号 池袋、横浜行  253系12両編成 11号車=モハ253-107

 車内は25%位の乗車率で、ボックス独占状態。英国のインターシティーのボックスには及ばないが、小さなテーブルが付いている。荷物置場がデッキ近くにある他、ボックスとボックスの間にもスペースがあり、荷物を置くことができる。頭上にも荷物入れがある。

 車室には最近の電車に見られる通常の電光案内板の他、地図上に現在位置を電光表示するものもある。デッキにはカード式電話ボックスがある。座席はリクライニングしないが、背もたれの角度は悪くない。発車直後に検札と車内販売が来た。

 第2ビル-成田間のトンネル内に電光表示で格安航空券のHISの広告があった。

 成田からしばらく田園地帯を走った後、市街地へ入る。津田沼で快速列車追い越し。1046に地下線に進入。東京駅にもうすぐ到着のアナウンス。

 東京駅には定時到着。さすがは日本のJRだ。



◎東京 1420→1519 逗子  逗子行1327S  E217系15両編成 最後部11号車=クハE217-28

 50%位の乗車率。後方のロングシートに陣取る。眠い。品川駅付近にサンライズ(寝台電車)が停まっていた。車内で国際衛星版朝日新聞(飛行機を降りる時に入手した)を見ていると、珍しく思ったおじさんが話し掛けてきた。1512に北鎌倉でホリデー快速ビュー鎌倉号とすれちがい。終点逗子で下車。しばし3番線で待つ。


逗子 1536→1546 横須賀  久里浜行1307S   E217系11両編成 7号車=サハE217-2035

 荷物が多いので、東逗子上りホームに着くように、横須賀まで行って折り返すことにした。ホリデーパスだから、このようなことも可能である。


横須賀 1555→1602 東逗子 成田空港行1554S   E217系11両編成 先頭11号車=クハE217-21

横須賀から電話して上りの先頭から乗車。ホームは陽が射して暑い。車内はまだ冷房を使っている。東逗子着。家族の迎えの車で帰宅。

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