ブルートレイン公開記念入場券(昭和54年・1979年) | 記念切符あれこれ

記念切符あれこれ

亡き父が集めていた記念切符、実家からもらい受けたものの、箱に入ったまま納戸にしまい込み10数年、あまりにも雑多に入っているので、少し整理をしようと思い立ち、それならブログに写真を貼ったら一覧代わりにになっていいかも・・・と思い、少しずつ記録することにしました。

乗りたいと思っていながら、ついに乗ることの無いまま廃止されてしまったブルートレイン。

こんなに種類があるとは知りませんでした。
無知な私は「寝台車=ブルートレイン」程度の知識でした。
あ、「はやぶさ」は知ってましたけど。
ちなみに、この記念乗車券は2部ありました。
裏には図面でしょうか、スゴくわかりにくいのですが、右側に「寝台・・・14人」とあるので
個室の車両なんだと思います。
個室はサスペンスドラマでよく使われていたので、知識としてはあるのですが、
私の寝台車のイメージはベッドが何段も並んでいるヤツですね。
カーテンがついてて、ペロッとめくるの。
 
私、フランスでクシェットに乗ったことがあるのですが、バカンスパスが2等車用だったので
3段のベッドだったんですね。
一番上が一番広いと言われて、一番上のベッドで一晩過ごしたのですが、
写真を撮っておかなかったのが(今のようにデジタルではなくフィルムだったので、
現像代高いし、現像するまで見られないし・・・)、今となっては悔やまれます。
車掌さんに降りる駅を伝えておいたら、近くなったところでホントに声をかけてくれました。
あの頃はヒッチハイクもしたし(トラックの運ちゃん、ありがとう)、道行く人に聞きまくったり旅の恥は掻き捨て状態。
いや、悪いことはキセルしかしませんでしたよ。(十分悪い!)
それもグループ行動の時に1度だけ。(一人だったらできなかったと思う)
つたないフランス語の私に、出会う人出会う人優しくて、私の言葉を聞き取ってくれて
助けてくれました。
「どこから来たの?」と聞かれて「日本」と言うと「日本人?」とビックリし、
「これ、プレゼントね」と売り物の蒸気機関車の絵葉書をくれた売り子さん。
駅に降り立ったら終バスが行った後で、道を聞き荷物を引きずってユースホステルまで歩こうと
思っていたら
「乗っていきなさい」と自家用車で送ってくれた地元のご婦人。
小さなホテルの女主人が「一緒に見ましょう」と、宿泊客の私に声をかけてくれ
一緒にテレビを見たこともありました。(安ホテルで、部屋にテレビもトイレもなかった)
あの頃は若くて無鉄砲で怖いもの知らずだったなぁ・・・と思います。
・・・思い出に浸ってしまった・・・
実は今日は私の誕生日、またひとつ年を重ね、ふとあの時の一人旅の日記をめくりながら
遠い昔を懐かしがっております。