第1582回('23) 阿佐海岸鉄道のDMV(デュアル・モード・ビークル)に乗車    | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…
 
2023年7月28日~29日、夏の『青春18きっぷ』を利用して、1泊2日で四国・徳島県方面へ。
徳島近郊のJR線を乗り鉄・降り鉄していき、DMVに転換された阿佐海岸鉄道線にも乗車しました。
尚、徳島へは鉄道やバスでアクセスせず、自宅からマイカーで移動しました。
 
今回は初日(7/28)後半の内容です。この日は金曜日でしたが、有給休暇を取得しました。
午後は徳島県・牟岐線の由岐駅から阿波海南駅へと向かい、世界初のDMV(デュアル・モード・ビークル)路線として開業した阿佐海岸鉄道阿佐東線を往復乗車しました。DMVに乗るのは初めてです。
最後は牟岐線で徳島駅へと戻り、駅近くのホテルで宿泊しました。
  
今回の日程  2023年7月28日 (金) 【後半】     
  
由岐1252(牟岐線)1338阿波海南/阿波海南駅1358(阿佐海岸鉄道阿佐東線・DMV119便)1418甲浦駅1504(上りDMV024便)1523阿波海南駅/阿波海南1608(牟岐線)1811徳島      
  
【宿泊】       
  
 



(1)由岐1252(牟岐線 普通・阿波海南行き)1338阿波海南 1200形単行 
   ほぼ満席のため立席 車窓を眺めながら移動
 
  
まずは阿波海南駅を目指します。
乗車列車はほぼ全席が埋まっていたため、後方ドア脇で景色を眺めていました。
1駅目の田井ノ浜駅での乗降は無く、2駅目の木岐駅で2人が下車。
ロングシートが空いたためそこに座りましたが、
日和佐駅で大量下車があり、私はボックスシートに移りました。
この時点で半分程度の席が埋まる乗車率に下がりました。
その後も景色を眺めましたが、海が見える区間は少なかったです。
そして13時38分、終点の阿波海南駅に到着しました。 
今は終着駅ですが、単式ホーム1面1線で、
無人駅かつ正式な駅舎はありませんが、
ホーム脇にある海陽町海南駅前交流館が事実上の駅舎と言えます。
 
 


(2)阿波海南駅1358(阿佐海岸鉄道阿佐東線 DMV・道の駅宍喰温泉行き)1418甲浦駅
   DMV93形・932号車 指定席なので着席 2/3の席が埋まる乗車率 
   車窓を眺めながら移動
  
  
阿波海南駅からは、いよいよDMVに乗ります。
駅前散策後は、先ほどの牟岐線列車に接続する先行便を見送りましたが、
その際に阿波海南駅バス停留所を発車したDMVが、
モードインターチェンジで鉄車輪を出す場面を見学しました。
バスモードから鉄道モードになったDMVはレールに乗っかり、
甲浦方面へ去っていきました。
 
 

私はその続行便に乗車しましたが、DMVは全便予約制です。
1週間前に座席をネット予約・購入していましたが、
先客がいたため一番前の席は取れませんでした。前面展望もままなりませんでした。
阿波海南駅から乗り込んだのは私だけで、
残りの全員の乗客が始発の阿波海南文化村からの乗車と思われます。
 
発車時点ではバスモードでしたが、すぐモードインターチェンジに入り、
車輪を出し入れして鉄道モードへと「変形」しました。
その後は阿佐海岸鉄道阿佐東線に転換された旧・牟岐線のレールを走行。
車両が低いため、必然的に鉄道時代より目線も低くなりました。
海部川を渡り、山が削られて構造物のみが残る町内トンネルをくぐると海部に到着。
かつての牟岐線と阿佐東線の境界駅でしたが、今は阿佐海岸鉄道の単独駅です。
 
 

海部駅は乗降ゼロで出発し、トンネル連続区間を走行します。
トンネルの合間から海を望めました。
そして平地に出ると宍喰駅に到着。乗降ゼロでした。
宍喰駅を発車後は車庫の横を通過して第4宍喰トンネルに入ると高知県に変わり、
トンネルを出ると甲浦駅へ。
以前のホーム跡の前がモードインターチェンジで、
ここでバスモードに転換すると新設のスロープを下り、
駅舎前に新設されたバス停に停車。下車客は私だけでした。
他の乗客は全て終点の「道の駅宍喰温泉」まで乗り通していました。
 
 


甲浦駅は以前の構造物にスロープやバス停が追加された感じですが、
旧ホームには入ることができませんでした。
駅舎はそのままで、私は駅を散策後、帰りの便が車で駅舎内で休憩しましたが、
とても暑かったため、勝手に冷房をつけました(誰でも操作可能でした)。
しかし、涼しくなりかけた頃にバスが来てしまい、冷房を切って駅舎を後にしました。
 
 


(3)甲浦駅1504(阿佐海岸鉄道阿佐東線 DMV・阿波海南文化村行き)1523阿波海南駅 
   DMV93形・931号車 指定席なので着席 2/3の席が埋まる乗車率 
   車窓を眺めながら移動
  
  
帰りの便も既に2/3の席が埋まっており、甲浦駅から乗り込んだのは私だけでした。
今度は一番前の席を確保できたため、前面展望も可能ですが、
前にパイプや機器類があるため撮影には向きません。
発車後にスロープを登り、旧ホーム前のモードインターチェンジで鉄道モードに。
その後はレール上を走り続け、私は前面展望を楽しみました。
阿波海南駅前のモードインターチェンジでバスモードに戻ってすぐにバス停に到着。
ここで下車したのも私だけで、他の乗客は行きの便と同様に
全区間乗り通していました(但し行きと同じ乗客は皆無でしたが)。
 
下車後は牟岐線に乗り換えるのですが、待ち時間に下り便がモードインターチェンジに
入ったため、私は再びモード転換を見学しました。
 
 


(4)阿波海南1608(牟岐線 普通・徳島行き)1811徳島 1500形単行 
   転換クロスシートに着席 半分近くの着席率 
   車窓風景を眺めながら移動
 
  
あとは徳島に戻るのみで、牟岐線を乗り通します。
海側の転換クロスシートに座りました。阿波海南発車時点で十数人の乗客がいました。
その後は増減を繰り返しつつ微増状態でした。
臨時停車した臨時駅の田井ノ浜駅では往路で下車した家族1組が、
海水浴を終えてこの列車に乗車しました。
海沿いや山間部を抜けて阿南市に入ると、
見能林駅では多くの乗車があり、一気に混雑してきました。
阿南工業高等専門学校の生徒かもしれません。
その後も乗客が多い状態が続き、2時間03分の乗車で終点の徳島駅に到着しました。
 
 

到着後は改札を出て、駅前の「松屋」で夕食を。
店員が少なかったのか、注文してから出てくるまで10分少々かかりました。
 
食事後はコインパーキングへと移動し、自動車で駅から少し離れたホテルへ向かいました。
チェックイン後はすぐに入浴して、テレビを観つつスマホを操作していましたが、
徳島で視聴可能なテレビ局は関西とほぼ同じだったので違和感がありませんでした。
しばらく寛いでいましたが、21時半頃に寝落ちしていました。
 
この日は少し高知県にはみ出しましたが、
翌日も徳島地区の乗り鉄・降り鉄を続けました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線 (実際は再踏破)   
阿佐海岸鉄道:阿佐東線  
(阿波海南信号場~甲浦信号場。営業キロ10.0km)……踏破達成!   
 
 
(参考:Wikipedia)