牛島駅を発車した列車は、終点阿波池田駅を目指し西へ西へと進んでいきます。

 

 

 

この徳島線、実際に乗りに来るまでは、徳島県を東西に貫く田舎のいちローカル線くらいの認識しかなかったですが、写真でもわかる通り、意外にも沿線には住宅も多く、行き違いの列車を見ても徳島市方面への通勤通学もかなり多い様子。やはりこうした生の雰囲気は、現地に来てみないとわかりませんね。

 

 

そして四国一の大河吉野川にピッタリと沿って進み、愛称の『よしの川ブルーライン』がなんともしっくりくる感じ。雨で車窓がもやっているのも、それはそれで風情があるように思えます。

 

7時13分到着の穴吹駅では、特急剣山2号と行き違いのため7分停車。雨も小降りになってきたので、ホームに出て撮影がてらストレッチをします。

 

 

木造駅舎もいい雰囲気ですね。

 

 

 

やってきた剣山2号は4両も繋いでおり、通勤特急としてしっかりと活用されてるようです。

 

列車はさらに進み、終点阿波池田駅の1駅手前の佃駅には7時58分の到着。

 

 

終点まで行かずにこの佃駅で下車したのは、当駅発8時02分の土讃線琴平行きに乗り継ぐためですが、ここで自身の確認不足から、ちょっとした問題が発生してしまいました。

 

琴平行きだと思い乗り込んだ列車は、なんと7時59分の徳島行き。あとあと調べてみると、本来乗る予定の琴平行きはこの後にやってくるようでした。こんな田舎(失礼!)に数分間隔で列車が発着するなんてことは微塵も考えておらず、しっかりと確認しなかった自分が完全に悪いですが、列車を乗り間違えるという大失態をしでかしてしまいました。

 

さぁどうするか・・・ このまま徳島駅まで戻る? ただそれだと今後の行程は完全に練り直しになってしまい、大幅なタイムロスも生じてしまいます。短時間の間に頭をフル回転させ、出した結論は次の辻駅で下車すること。ここであれば、特急停車駅の阿波池田駅までは何とか歩ける距離(約6.5㎞)ということで、最悪そこまで歩いていけばいいと考えました。

 

ということで、予期せぬトラブルがあり急遽下車した辻駅

 

 

 

こんなことがなければ、一生訪れることはなかったかもしれません。とりあえずいつものルーティンで駅舎を撮影し、周辺を見渡します。・・・と道路の向こうにバス停を発見!

 

 

わずかな期待を持って時刻表を見てみると、なんと阿波池田行きのバスがあり、しかもそれが8時半にやってくるではありませんか! 何たる幸運。神は私を見放さなかった!! ここで下車することを決めた自分をほめてあげたいと思いますw これで雨の中の長時間移動も回避することができるうえ、今後の行程にも支障が出ないこともわかりました。

 

待合室でバス到着までの時間をつぶし、やってきた四国交通バスに乗り込みます。

 

助かった・・・

 

一緒に待っていた地元客と思われる数人とともに、阿波池田駅を目指します。