北海道美術ネット別館

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3月29日、南へ。2024年春東京(2)

2024年03月31日 23時34分26秒 | つれづれ日録
 航空会社からの「予約便の欠航のお知らせ」のメールを見て、あわててその日の予約状況をスマートフォンで確認しましたが、どうも午後以降の便は全席満席のようです。

 やれやれ。

 筆者はこれまで、富山空港で「お乗りのお客さまはお急ぎください」というアナウンスを聞きながら空港職員といっしょに走ったり、大阪の伊丹空港で予約日の誤りに気がついたり、おなかの調子が悪くて羽田空港の搭乗手続きに遅れた上に後続便が大幅遅延で新千歳からタクシーで帰宅したり、目の前で大阪便に乗る客が天候不順のためにぞろぞろと降りてくるのにもかかわらずその直後に乗る予定の羽田便は予定通り飛んだり、空の旅をめぐるエピソードはいくらでもありますが、欠航となると、記憶にありません。

 とりあえず札幌駅まで行きました。

 航空会社に電話しましたが、お話し中でつながらず。
 こりゃだめだと思い、東京支社に電話したら、数分間のオルゴールに待たされた上、ようやくオペレーターと話すことができましたが、やはり振り替え便の空席は無し。他社便への振り替えも行っていないとのことで、行きの便のみキャンセルして払い戻しを受けることにしました。

 みどりの窓口に直行し、東京までの乗車券と特急券を購入しました。
 
 2万9350円もしましたが、他社便への振り替えをしていたら、こんな金額では済まないでしょう。
 9時44分発の「北斗8号」に乗り、新函館北斗で「はやぶさ32号」に乗り継げば、午後6時4分には東京に着くのです。上野までなら、約8時間。
 学生時代、「青春18きっぷ」で片道35時間、周遊券を使って夜行急行「八甲田」で20時間かかっていたことを思えば、夢のような速さとしか言いようがありません。

 キヨスクで念のため、いなりずしと巻物のセットを買い求めました。

 車内はそこそこの混雑ですが、筆者はなぜか窓ぎわの席にすわれました。
 ただし、南千歳からビジネスマンが乗ってきて東室蘭までパソコンで仕事をしていました。
 ほぼ全席、どこかの区間でだれかが乗っていたようです。
 特急列車は他の列車の影響で10分ほど遅れが発生していました。

 長万部のあたりでは、北海道新幹線の建設工事が進んでいました。

 すでに中ノ沢駅や北豊津駅は廃駅となり、国縫小学校は休校して校舎は跡形もありません。
 
 そういうところで新幹線工事が進んでいることに、複雑な思いを抱いてしまいます。

 さて、ダイヤの通りなら、新函館北斗での乗り継ぎ時間は20分。
 しかし特急が13分遅れ、余裕は7分しかありません。
 ホームの売店に飛び込んだら、腹の足しになるようなものは、ほぼ売り切れ状態でした。

 札幌でいなりずしを買っておいて良かったと、心から思いました。
 
 
 冷たい雨もあがって、青空が見えてきました。

 新幹線は青函トンネルをくぐり、新青森に到着しました。
 しかし、時間を過ぎても発車しません。
 けさ、強風で枝が架線に引っかかって停電が起き東北新幹線が一時不通になっており、その影響で乗務員がまだ着いていないというのです。
 けっきょく約25分遅れで出発しました。

 この遅れは最後までばん回できなかったのです。



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