トワイライトエクスプレス瑞風 / 宮島口駅にて | 安芸もみじ / Photos, Historys, Trains - Hiroshima JAPAN

トワイライトエクスプレス瑞風 / 宮島口駅にて


今秋で終了する宮島観光コース。

トワイライトエクスプレス瑞風の運行が始まった2017(平成29)年6月以来、約7年に渡って厳島神社への昇殿を組み込まれていました。

山陽下りコースが運転されないことはあっても、山陽上りコースは運転されるほどの人気コースでした。

3月11日の山陽上りコース 宮島口駅停車中の写真を撮りましたので、記事にUPしました。





宮島口駅でトワイライトエクスプレス瑞風を駅撮りしたのは、2017(平成29)年6月26日の初停車以来です。

訓練運転で宮島口駅を通過するシーンを、駅周辺で撮影したのを含めると、これで3回目ですが、駅撮りはこれで最後となるかも知れません。

前回の駅撮りは前述の通り7年前ですが、その時はただでさえ観光客で多い上に、瑞風ウォッチングや写真撮影の方々も、とても多かった日でした。

なので瑞風が停車しなくなり撤去される前に、宮島口駅の瑞風ゲートを撮影しました。







16時59分、岩国方からトワイライトエクスプレス瑞風が姿を現し、4番ホームへ静かに停車すると、17時ちょうどにドアが開きました。

宮島口の駅名標や宮島口ならでわな広告を入れて停車中の姿を撮影しますが、ヤマトミュージアムはちょっとご愛敬と言うことで。

宮島口駅にはトワイライトエクスプレス瑞風は2回停車し、1回目は下関から走って来て13時55分に到着し14時24分に発車します。

この1回目の停車は宮島観光に向かう乗客を降ろすためで、この後の通過列車と停車列車のやりくりのため、一旦宮島口駅を逃げます。




駅舎内の宮島顔出しパネルや瑞風ゲートなど装飾越しに、バックへいるトワイライトエクスプレス瑞風を撮りました。

今止まっている瑞風は2回目の停車中で、西広島駅で22分間停車した後、一度 宮島口駅の1番ホームを通過して由宇で折り返し、宮島観光を終えた乗客を迎えに宮島口駅へ停車しています。

宮島観光到着は29分の停車時間ですが、尾道観光へ向けての発車は30分の停車時間です。

とは言え瑞風はあくまで臨時列車のため、前後の列車の運行状況に左右され、発着時刻は公表時刻よりも前後することがあります。







2回目の到着時刻は17時4分が公式ですが、この日は下関~岩国間のどこかでキハ回送との干渉を避けるため、17時ちょうどの到着となったようです。

尚、キハ回送も旅客や貨物などの定期列車の様子を伺いながら走るので、臨時列車同士どこでどう干渉が発生したのかは分かりませんが、キハ回送が現れたのは瑞風が発車した後でした。

瑞風の宮島観光は13時55分~17時4分の5時間9分ですが、宮島口桟橋への移動と乗換時間と連絡船の乗船時間を差し引くと、おおよそ4時間半が観光時間となります。

宮島へお越しになられた方は分かるかと思いますが、宮島港~清盛通り~厳島神社~厳島弁財天~清盛神社と順当に歩くと、宮島水族館はちょっと厳しいカモ。





厳島弁財天と清盛神社をパスして古刹 大聖院を巡ると、境内で時間を忘れてしまいそうです。

そもそも列車が対岸の駅で待っているのですから、迷子や時間の失念によって、または帰ろうとしたら船の便が無いなどのトラブルを避けるため、添乗員がずっとつきっきりなはず。

どんなコースを引率して歩かれるのか、勝手知ったる地元ですし、一度ついて歩いてみれば好かったかな?と、ちょっと後悔が残っていたりします(笑)

と言うことで迷子が発生することなく、瑞風バスは無事に宮島口駅へ戻って来ました。





宮島口駅で瑞風バスを撮る時に、絶対に撮りたかったカットが2つあって、1つは正面から撮影してバックへ蘭陵王の増資を入れたい••••••••で、撮ってみました。

もう1つは瑞風バスとトワイライトエクスプレス瑞風を合わせて撮りたい••••••••で、改札口の向こうへMIZUKAZEの文字が入るように、人の流れが切れた瞬間に撮ってみました。

バスも列車も瑞風マークが入ると嬉しいのですが、停止位置は決まっているので、こればかりは仕方ありません。

そしてもう7年間もお馴染みとなっていた「TWILIGHT EXPRESS 瑞風・次回は〇月〇日に停車」の案内ボードも、記念に瑞風バスと合わせて撮ってみました。






3月は宮島福よせ雛や歴史的な雛段飾りなど、ひな人形を探して歩く″雛巡り″が催されていました。

きっと添乗員引率のコースにもひな人形はたくさん飾られていたはずなので、江戸時代や大正時代のおひなさまを、瑞風の乗客の方々もご覧になったと思います。

また4月は唯一1回の停車ですが8日なので、散り始めの美しい宮島の桜が堪能できると思われます。

ちなみに、駅舎内にある「瑞風 -歓迎- ようこそ世界遺産 宮島へ」のLCDは、普段は宮島関連の広告が入れ替わり表示されています。






乗客の方々が全員、瑞風ゲートを通って入場が完了すると、瑞風バスは発車して行ってしまいます。

瑞風バスを見送ったら自分も改札口を通って、1番ホームを歩きなら、トワイライトエクスプレス瑞風の発車時間を待ちます。

瑞風募集要綱を確認していないので、今となっては残り何回宮島口駅停車があるのかは分かりません。

4月の遺言の1回は仕事なので、5月以降にあるのか無いのかは不明です。







山陽新幹線開業以前は一部の特急列車・急行列車が停車し、新幹線開業後も長い間 581系 特急金星が停車し、金星廃止後は特急あさかぜが停車していました。

特急あさかぜが廃止になると宮島口駅への優等列車停車は無くなりましたが、エトセトラが広島~呉~尾道~西条~宮島口のコースで走り始めると、平安雅の玄関駅として再びらしさを取り戻します。

そしてエトセトラ・ウエストエクスプレス銀河・トワイライトエクスプレス瑞風が揃い踏みで停車する駅になる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で、そうならなかったのは残念な思い出です。

銀河は山陽コースを走らなくなり、エトセトラは往復とも広島~尾道間を呉線経由となり、今秋で瑞風も止まらなくなり、また少し寂しい世界遺産の駅へと戻ります。


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